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2004/10/05

XPはスコープ管理を重視する

 XP(eXtreme Programming)は色々な要素のスコープをすごく重視している。しかも、あまり意識しなくとも実践できる所が良い気がする。

 とある勉強会で、「イテレーションのサイズを守ることは要求のスコープ管理を行っていることと殆ど同じだ」と聞いた。
 計画ゲームでイテレーションの順番を決める事は、要求の優先順位を決定する事と同義だ。イテレーションのサイズを守るために、顧客からの要求を後回しにすることもある。
 XPを実践したプロジェクトでは、経験上、最初のイテレーションは非機能要求が多いため、どうしても長くなるが、2回目以降はなるべく長くならないようにする。
 タスクのサイズは極力小さくする。基本は1人日(!)。3人日もかかるタスクは進捗をコントロールできなくなるから、などなど。

 いずれの話も、ストーリー作成やタスク分割のテクニックとも言える。
 ストーリーやタスクのスコープが小さければ、たとえ失敗しても取り戻すコストは必然的に小さくなる。イテレーションが短ければ、結合テストできる時間帯が多いことを意味している。

 XPのようなアジャイル開発で一番気になるのは、管理工数(例えば、「タスクカードを作成する」というタスクカード)を意識しているのか、という点なのだが、話を聞くと、非機能要求や開発環境整備などのタスクも作成しているらしい。
 5人ぐらいのチームならばそのような管理工数は殆ど無視できようが、10人とか100人の規模になれば、管理工数は爆発的に増える。スコープ管理するための管理工数も必要になるだろう。

 スコープ管理が気になるのは、システム開発のボトルネックそのものだから。
 どのプロジェクトにも通用するスコープ管理のテクニックはあるのだろうか?
 何となくCMM/CMMIにヒントが隠されている気がする。

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