エンジニアリング無しのアジャイル開発はありえない
ソフトウェア工学とアジャイル開発の関係について、平鍋さんの素晴らしい記事があったのでメモ。
【元ネタ】
An Agile Way > ソフトウェア設計で大切なこと(1/2) : ITmedia オルタナティブ・ブログ
オブジェクト指向やテスト技法をはじめとするソフトウェア工学の知識とスキルは、ソフトウェア開発に携わる人には絶対必要なもので、その上で、プロジェクトマネジメント手法としてのアジャイルがある。
ということは、もういちどちゃんと言っておこう。そう思った動機は、James Shoreの「Art of Agile Development」を訳したこと。そして、それはXPの本だったこと。
ここ3年くらいXPという言葉はAgile界では下火になっていて、AgileといえばScrumという風潮だったのが、「エンジニアリングの無いScrumは所詮うまく行かない」、というJames Shoreの当然な一撃があった。
最近思うのは、20代のプログラマの技術レベルが高い割には、30代以降の管理者の技術レベルが低く、特に新しいマネジメント技術を取り入れる能力が低いことだ。
アジャイル開発の有用性がこれだけ高まっているのに、管理者になるほど、自分が過去に作りこんだプログラミング技法やExcelによる管理技術に固執しがち。
だから、システムの大規模化、プロジェクトの短納期化の流れに付いていけなくなっている。
むしろ、20代のオープンソースに関わるプログラマの方が実は、RedmineやTracによるチケット管理を自然に使いこなしている。
更に、trunkとbranchによるメインラインモデルでコードラインを保守することによって、バグ修正と機能追加による並行開発を上手に運用している。
かと言って、
・Redmine/Tracのチケット管理
・Subversionのメインラインモデル
・TestLinkのテスト管理
・Hudsonによる継続的インテグレーション
の環境無しで、朝会やふりかえりだけのマネジメント手法を駆使しても、昨今の複雑化したSW開発を運用していくのは難しいだろうと思う。
SW開発のプロジェクト管理は、マネジメントだけでなく技術力も当然必要。
ツールとマネジメント(ツールの運用)がうまく組み合わさって、初めて開発プロセスが改善されていくはず。
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