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2015/03/07

4/11にXP祭りin関西2015 ~Agile S×T~を開催 #xpjugkansai

4/11にXP祭りin関西2015 ~Agile S×T~を開催します。
今年は、「実践 反復型ソフトウェア開発」の著者の津田さん、「実験的アプローチによる現場改善」の考えを広めている細谷さんの講演があります。
アジャイルな開発環境や開発プロセス、新しい技術やアイデアを試す改善アプローチに興味のある方は、是非ご参加下さい。

【告知】
XP祭りin関西2015 ~Agile S×T~ - 日本XPユーザーグループ関西 | Doorkeeper

XP祭りin関西2015 - XPJUG関西wiki

【自分の思い】
【1】「実践 反復型ソフトウェア開発」の著者の津田さんの講演に、とても興味を持っています。
僕は、「実践 反復型ソフトウェア開発」はソフトウェア工学を知りたい人にとってバイブルとなる書籍だと思います。
過去にBlogに感想の記事をたくさん書きました。

実践反復型ソフトウェア開発を読む part1~ブランチの戦略: プログラマの思索

実践反復型ソフトウェア開発を読む part2~マージの戦略: プログラマの思索

実践反復型ソフトウェア開発の読書会ログ: プログラマの思索

実践反復型ソフトウェア開発を読む part3~再現可能なビルド管理: プログラマの思索

「反復型ソフトウェア開発」はソフトウェア工学の良書: プログラマの思索

アジャイルな開発を支える開発環境や開発プロセスには、過去のソフトウェア開発のノウハウの結晶が詰まっており、それらのベストプラクティスには実はきちんとした名前と概念が付いています。

しかし、現状は、それらの概念や知識を整理して、一つの体系としてまとめて、誰もが再利用できるような理論としてまとめられていないと思います。
逆に、技術やプロセスの標準化、枯れた技術にこだわり過ぎて、実は開発の効率を落としている現実もあるでしょう。

概念は強力な武器です。
概念を知ることで、アジャイルな開発を自信を持って実践できるし、他人にも説明しやすくなります。

個人的には、「実践 反復型ソフトウェア開発」にある構成管理の説明が一番好きです。
バージョン管理ツールの使い方を越えて、ソフトウェアの構成管理はいかにあるべきか、という思想が背後にあるように思えるからです。

ソフトウェア開発がハードウェアの製造と異なる点は、バージョン管理の重視であり、広い意味での構成管理の技法の必要性と考えます。
頻繁なバージョンアップを実現できる環境やプロセスを持てれば、自然にアジャイル開発を実践できるでしょう。
つまり、小規模リリースというXPのプラクティスがアジャイル開発の根幹を支える技術だと僕は思うのです。

昨今は、この考え方が広がっていると共に、重要性を増している、と思います。
たとえば、デスクトップアプリやWebシステムのVerUpだけでなく、iPhoneのようなスマフォも定期的にOSやアプリをVerUpすることで、使い勝手と品質も向上し、ユーザに価値を提供できるようになっています。
しかも、IoTのように、ネットワークに繋がるプリンタや家電製品、車載機器などにも、頻繁なVerUpによる機能改善が可能になってきているのです。

つまり、アジャイル開発の概念は、ソフトウェアだけでなく、ハードウェア、そしてビジネスや一般人の生活スタイルにも影響を与えているのです。

チケット駆動開発も構成管理を実現する一つの技術と考えているので、その辺りの議論もしてみたいなーと思います。

【2】細谷さんが提唱される実験的アプローチの考えも非常に興味深いです。

第162回 実験的アプローチによる改善活動(全4回の第1回)|SQiP:Software Quality Profession

第163回 実験的アプローチによる改善活動(全4回の第2回)|SQiP:Software Quality Profession

パイロット開発にAgile開発のアイデアを適用した事例~実験的アプローチ #JaSST_Kansai: プログラマの思索

「実験的アプローチによる改善活動」の記事のメモ: プログラマの思索

僕の理解では、実験的アプローチは、新しい技術を現場に導入するためのメタプロセス、メタアプローチだと思います。
SNSやネット、コミュニティで新しい技術を取り入れて、その技術を適用する場面や課題、利用シーンを考えていくと、今まで認識していなかった課題が現れてきます。
そんな課題に新しい技術を適用すると、課題が解決されるだけでなく、予期しない効果も出ることもあれば、新しい技術の限界も見えてきます。

実験的アプローチは昔のQCサークルと同じ活動でしょう、という意見を聞く時もありますが、僕の理解では、IT業界では実験的アプローチは必須のスキルのようにも思えます。

汎用機、クラサバ、Web、モバイルとどんどん技術が進化しており、そのスピードに技術者も付いて行く必要があります。
このようなメタプロセスを意識して持っておかないと、20代に習得した技術から成長できないのではないか、と思います。
新しい技術を取り入れることは、課題解決に役立つ反面、効果が確実に出る課題をうまく見つけられなければ、効果が出ず、労力だけ費やすこともあります。

その時に、実験的アプローチのような手法を用いて、新しい技術を現場に導入していけば、新しい技術の有効性を速く判断し評価することもできるでしょう。

【3】他にも、色んなコンテンツを準備しています。
近年になく、XP祭り関西は有意義な内容をご提供できると思いますので、是非ご参加下さい。

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