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2016/09/21

法務脳の作り方part1

法務脳の作り方について、考え方をメモ。
以下は、今の自分の理解と直観で適当に書いているラフなメモ書き。
特に主張はなし。
間違っていたら後で直す。

【1】「法律=要件+効果」。

要件と効果について - 法テラス静岡法律事務所日誌

(引用開始)
たとえば,民法で一番有名な709条は,「故意または過失によって他人の権利又は法律上保護された権利を侵害した者は,これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」と規定しています。

これを要件と効果に分類すると

(要件)①他人の権利又は法律上保護された権利を侵害した

    ②前記①が故意または過失によるものであること

(効果) 要件①によって生じた損害の賠償責任(相手方にとっては請求権)が発生したこと。

となります。
今まで起きたことのないような事件が発生したときが起こったとき,リーガルマインドを備えた人は,「誰のどのような権利が侵害されたのか?」「その権利は法律上保護されるのか?」「行為者は権利侵害について予見可能性があったのか?」「どこまでの損害を賠償する責任があるのか?」という観点からアプローチします。
(引用終了)

上記はいわゆる「不法行為に対する損害賠償の請求権」。
「要件=加害者の故意過失による不法行為」を被害者が立証すれば、「損害賠償を請求できる権利が発生する」効果が生まれる。

あえてこの時期に読んでほしい「法学」―「要件」「効果」とは?

(引用開始)
「貸金返還請求権」なんてものは,実際に物体として世の中にあるわけではありません。
裁判官も見たことはありません。
よって,「オレには貸金返還請求権がある」と言っている貸主のことを裁判官がそのまま信じるわけにはいきません(貸主がどんなに信用できそうな顔をしていても)。

そこで出てくるのが,「要件」です。
要件が揃えば効果が発生しますので,貸金返還請求権を裁判所が認めることができます。
その要件が,民事訴訟法で学習する「主要事実(要件事実)」です(主要事実と要件事実の違い〔違いがあるか〕は気にしなくていいです)。
(中略)
前回の記事で「1000万円を返せ」という請求権がある(上記のピラミッドでいえば,1の「請求レベル」)と裁判所に認めてもらうには,法的根拠(2の「法律レベル」)が必要であるとご説明しました。
そのためには要件を充たす必要があり(3の「事実レベル」),要件を充たしていると裁判官に信用してもらうには証拠が必要である(4の「証拠レベル」)とご説明しました。
(引用終了)

【2】ストーリー問題は、法定三段論法で解く。
つまり、ストーリーに出てくる事件(要件事実)に対し、どの法律の要件が当てはまり、どんな効果が得られるのか、を考える。

法的三段論法について|太郎の弁護士ブログ

【3】法律の勉強では「~権」「~の義務」「~の責任」「~の利益」「~の不利益」という言葉はすごく重要なので丸暗記すべき。

権利の反対は、義務。
金銭が絡むと、貸借対照表(BS)をイメージすると分かりやすい。

負債は債権者のモノ、純資産は株主のモノ。
つまり、BSの右側は会社の外の人たちがお金を貸してくれている。
彼らは、リターンが欲しくてお金を貸しているのであり、お人好しではない。
お金が返せないと分かったら、自分の取り分を戻すために、どんな手段を使ってでも取り戻しに来る。
その時に、法律が債権者(と株主)と債務者の双方の権利を守る。

【4】法律特有の概念に慣れるのも一苦労。

法律の資格は、弁護士、行政書士、司法書士、宅建など星の数ほどあるけれど、よく聞かれるパターンはあるらしい。
たとえば、民法なら「不動産の二重譲渡」。
「債権の二重譲渡」も同じ構造。

対抗要件という考え方は特殊。
ややこしい。
明治時代にフランスの民法から対抗要件という考え方を取り入れたために、何となく時代に合っていない気がする。

「善意」「悪意」「過失」などの言葉も、普通の用語とは意味が違うから、初心者は間違いやすい。
下記のBlogがわかりやすい。

民法用語 善意、悪意、有過失、軽過失、重過失をたとえ話にて|fungusticのブログ

法学の「逸失利益」は経済学の「機会損失」と同じ。

「推定」と「みなす」は意味が全く違う。
「みなす」の方が強力。

「みなす」と「推定する」の違い | 法律事務転職キャリアNET

「証明」と「疎明」も違う。

証明と疎明(ショウメイ/ソメイ)とは - コトバンク

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