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2017/02/16

Redmineの次期バージョン3.4の見所

@g_maedaさんのRedmine開発状況の記事を読んで、Ver3.4のリリースが楽しみになってきた。
以下、ラフなメモ書き。

【参考】
2017年1月のRedmine開発状況 | Redmine.JP Blog

2016年12月のRedmine開発状況 | Redmine.JP Blog

2016年11月のRedmine開発状況 | Redmine.JP Blog

【1】Patch #21705: 「長いテキスト」形式カスタムフィールドの「ワイド表示」オプション

Patch #21705: Option for long text custom fields to be displayed using full width - Redmine

テキストエリアのカスタムフィールドの領域を広くしてくれるオプションが付く。
たとえば、障害報告用のカスタムフィールドをたくさん作っている場合、障害原因・是正対策の内容を記載してもらう時に、現在のバージョンでは、テキストエリアの領域が狭いので、書きにくいし読みにくい。
結局、入力が億劫になる。

この改善のおかげで、障害報告チケットの見栄えも良くなり、その分、チケット更新者の動機づけも上がるだろうと思う。

【2】Feature #23265: バージョン形式カスタムフィールドのフィルタをステータスごとにグループ化

Feature #23265: Group versions by status in version custom field filter - Redmine

使い道としては、Redmineのバージョンをシステムのリリースバージョンとして扱っている場合、障害が起きたリリースバージョンとか、影響のあるリリースバージョンのような項目がステータスごとにグルーピングされる。
Redmineの運用期間が長くなるほど、バージョンも多くなってくるので、こういう細かなUI改善は、利用ユーザにとって嬉しい。

【3】Feature #23310: 「プロジェクトへ移動…」ドロップダウンの改善

Feature #23310: Improved "jump to project" drop-down - Redmine

画面右上のプロジェクトプルダウンに、インクリメンタルサーチ機能が付く。
Redmineの運用期間が長くなるほど、プロジェクト数は数百~数千に増えてしまうので、こういう細かな機能改善はありがたい。

【4】Feature #10989: 未完了の子チケットを持つ親チケットのクローズを禁止

Feature #10989: Prevent parent issue from being closed if a child issue is open - Redmine

WBSの階層構造を親子チケットで表現した時、現状のRedmineでは、子チケットが全て終了ステータスでなくても、親チケットは終了ステータスに変更できる。
しかし、本来のWBSの100%ルールでは、そうではない。

この機能改善では、設定画面で、WBSの100%ルールの可否を選べるようになるので、より厳密にWBSをチケットで表現できるようになる。

個人的には、WBSを親子チケットで表現した場合、親チケットが子チケットから独立させない、とか、未完了の子チケットを持つ親チケットのクローズを禁止すべき、というルールを完全に当てはめると、実運用ではやりにくくなる経験が多かった。
結局、適度に緩い運用の方がやりやすい。
この辺りの運用ノウハウは、各地のRedmineエバンジェリストの意見を聞きたいところ。

Redmineの親チケットの値に子チケットをロールアップさせない設定方法: プログラマの思索

チケット駆動の罠~複雑さはチケットの粒度に関連している: プログラマの思索

【5】個人的に欲しい機能は、「Feature #24681: シンタックスハイライトの対応言語を100以上に増やす」だ。

Feature #24681: Syntax highlighter: replace CodeRay with Rouge - Redmine

.NET開発者は普通にたくさんいるので、彼らから、C#もシンタックスハイライトに対応して欲しい、という要望は非常に多い。
しかし、現状のRedmineでは、シンタックスハイライトの対応言語にC#が対応していないという悲しい事実がある。
Redmineはチケット管理だけでなく、Wikiやリポジトリのソース差分表示などもよく使うので、早く実現して欲しいと思う。

【その他】
奈良さんがRedmine本家に、Redmine.orgの全チケットに対し、「+1」のコメントを集計した結果を載せてくれている。
「Redmineの改善要望チケットが埋もれているためにフィードバックされていない」事実に危機感を持っていて、集計結果を掲載することで、実際に行動に移してくれた。

Redmine.org tickets vote count list - Redmine

コントリビュータのMischa The Evilがこんなコメントを残してくれている。

「私は、この拡張リストは、コミュニティの興味を見つけるための素晴らしい情報源だと思う。
そういうわけで、これらは非常に貴重な貢献だと思います。
作成して共有していただきありがとうございます。」

このフィードバックが今後のRedmineのリリース計画に活用されたら、Redmineはもっと使いやすくなるだろうと思う。

Unofficial Redmine CookingプロジェクトでRedmineカスタマイズのノウハウを皆で集めてみよう: プログラマの思索

Redmine本家未取込チケットで人気のあるチケット情報: プログラマの思索

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