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2017/03/27

第16回Redmine大阪の感想 #RedmineOsaka

第16回Redmine大阪が盛況で終わりました。
講演者、参加者、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
以下は感想をラフなメモ書き。
力尽きたので書きかけ。

【参考】
Redmine大阪 第16回勉強会 - connpass

【事前公開】【第16回Redmine大阪】RedmineのFAQとアンチパターン~親子チケットの功罪: プログラマの思索

【1】参加者は約70人近く。
関西以外に、東京、名古屋、福岡、岡山など遠方から参加された人も多かった。
LTの5人のうち4人は、関西以外のエリアの人達。
それだけRedmineが注目されているのだろうか。

(引用開始)
東京から参加しました。機械メーカーの調達マネージャーでITには詳しくないため、ついて行けない場面も多々ありましたが、雰囲気も良く時間が短く感じられました。
東京でも参加したいと思います。おせわになりました。
(引用終了)

発表内容も、組込みソフトウェア開発プロセスや運用面から3.4の新機能、アンチパターンまで幅広く、色々議論できたと思う。

【2】「高信頼性ソフトウェア開発へのチケット駆動開発の適用事例」 宿口雅弘さん

組込みソフトウェア開発プロセスの機能安全という特性にRedmineを導入した事例のお話。
実際は、Redmineベースのパッケージ製品eWeaverをベースに、開発プロセスを構築したみたい。
但し、コミュニティ講演なので、製品紹介よりも、機能安全をベースにしたプロセスのお話がメイン。

Redmineベースの組込みソフト開発向けプロセス支援ツールeWeaverのリンク: プログラマの思索

イーソルトリニティ株式会社 eWeaver

昨今、IOT、インダストリー4.0、自動運転、人工知能のように、メーカーを巡る動きは激しい。
その中で、ソフトウェア品質特性の中で特に、機能安全をどのように保証するか?
もちろん、そのプロセス実装は、Excel帳票や人手でやるのは、大規模開発になるほど非常に難しくなる。

機能安全をプロセスで保証するメリットは、PL法への対処にもなる、という指摘は参考になる。
製品出荷後のクレームによる損害は、今の時代は非常に大きくなっていて、リスクも大きい。
だから、プロセスで十分に保証されているけれど、その損害は予知できないものだ、と主張できれば、損害賠償責任を免れるわけだ。

お話はソフトウェア工学がメインテーマなので面白いけれど、Redmineウォッチャーの観点では、そのプロセスをRedmineの機能にどのようにマッピングして、どのように運用したのか、という点が非常に気になる。
肝心のお話はサラリと流されてしまったので、ちょっと肩透かしかも笑

質疑応答で聞いてみると、プロセスの保証は、チケット駆動のトレーサビリティという性質を使う。
つまり、機能要件やセキュリティ要件などの要件は親チケットとし、そこから派生したタスクは子チケットへブレイクダウンする。
成果物はSVNの配下に置き、必ずチケットにSVNリビジョンとして変更履歴が残る。
話を聞くと、Officeファイルも全てSVNで構成管理する、とのこと。
確かに、この運用なら、トレーサビリティは確保できるだろう。

チケット駆動の弱点は、時系列の表現が弱い点だ、という指摘は、そういう見方もあるのか、と参考になった。
だから、eWeaverでは、タスク管理のビューとして、かんばんを採用しているわけだ。

面白いと思った点は、Wordの要件定義書にある各要件の番号から、Redmineのチケットを新規登録したり、リンクを張れること。
つまり、Redmineチケットに散らばった要件やタスクは、Wordの要件定義書に基づいて作成されて更新される。
すなわち、要件定義書がしっかり保守されていれば、Redmineと相互連携もできるし、Redmineのチケット一覧をわざわざ見なくてもいい。

【3】「乱立してるRedmineを一つにまとめる話」 堂端 翔さん

東京Redmine勉強会の再演。
今後、さらに大きいRedmine移行作業を控えている、とのこと。

【4】 @pinzoloさん、@g_maedaさんの「Redmine 3.4.0にアップグレードしよう! お気に入り改善点一挙紹介」

@pinzoloさんの資料の「おまけ」の部分が面白い。
レスポンシブテーマに対応したことが、逆に、プラグイン作者やテーマ作者は大変になった。

Ver3から、10年以上前のチケットの実装など、古いチケットが対応されてきた。
@g_maedaさんによれば、積極的に、新しいパッチはどんどん最新のターゲットバージョンに設定しているから、とのこと。

パッチ数が順調に増えている。
つまり、Redmineを機能改善したいと貢献する開発者が増えている。

マイナーバージョンアップの期間が長くなる傾向にある。

Redmineの機能改善はとても保守的。
それが逆にすごく有効に作用している。
品質が安定している。

RedmineがRails4.2に対応してから、Redmineの機能拡張がやりやすくなったみたい。
RailsのVerUpに追随している。
Rails4.2に対応するRubyのバージョンに対応しているので、1.9にも対応している。

Rails5は、Ruby2.2.2以上しか対応しないので、VerUpしたら影響が大きくなる。

【5】LT

「Location-Based Task Management with Redmine」の発表が面白い。
Danielさんは地図関係の事業をしている。
担当者が現地に行って作業するが、その作業をRedmineで管理している。

その時に、国土地理院から取得した地図と、GPSで把握した担当者の位置状況をチケット画面や担当者画面に表示して、このチケットはどこで作業しているのか、担当者は今どこにいるのか、をRedmineから把握できるようにプラグイン化したらしい。

【6】パネルディスカッション「RedmineのFAQとアンチパターン」

親子チケットのアンチパターンについて、パネラーや参加者と意見交換。
時間がなくてあまり深掘りできなかった。

WBSの最下層はタスクにする。
だから、親子チケットの最下層のチケットは必ずタスクになる。

eWeaverでも、Redmineで運用する前に、ユーザにヒヤリングしてプロセスを確定してからRedmineの親子チケットの運用を決めている。

他の資料はこちら。

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