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2017/09/28

Redmineの全文検索プラグインでついに類似チケット機能が実装された

Redmineの全文検索プラグインが、先日のRedmine大阪の講演時からバージョンアップされた記事を見つけたのでメモ。

【参考】
Redmineでもっと高速に全文検索する方法 - ククログ(2017-09-25)

Redmineのベンチマーク環境構築を自動化する方法 - ククログ(2017-09-26)

第17回Redmine大阪の感想 #redmineosaka: プログラマの思索

Redmineの添付ファイルを全文検索するパッチの可能性~Redmineをナレッジシステムにするための要件とは何か?: プログラマの思索

第17回Redmine大阪勉強会の見所~Redmineをナレッジシステム、そしてプロセス保証のツールへ進化させたい #RedmineOsaka: プログラマの思索

第12回東京Redmine勉強会の感想 #redmineT: プログラマの思索

第12回東京Redmine勉強会の見所: プログラマの思索

(引用開始)
v0.6.0での変更点

検索結果のハイライトにPGroonga/Mroongaの機能を使用するようにしました
複数キーワードごとに色分けしないようになりました
クエリー構文が使えるようになりました
類似チケットの表示をするようにしました
(引用終了)

(引用開始)
Groongaの類似文書検索の機能を使って類似チケットを表示するようになりました。

例えば、あるソフトウェアのサポートをしているときに似た問い合わせが過去にあれば、その似た問い合わせが類似チケットとして表示されることを期待しています。
現在の実装では、チケットのトラッカー、起票者、担当者、カテゴリなどのメタデータを一切考慮していないので精度はそこそこです。
クリアコード社内で運用しているRedmineに入れてみたところ類似チケットの検索には15msくらいしかかかっていないのでRedmineの性能に影響はないと考えてデフォルトでONにしてあります。
(引用終了)

Redmine全文検索プラグインで、ついに類似チケットを表示する機能が追加されたらしい。
この機能は、勉強会の参加者からも欲しいという話がよくあがっていた。

利用シーンとしては、障害管理やサポートデスクがあるだろう。
たとえば、障害チケットを起票した後、類似バグが表示されるので、新規加入メンバーや修正担当プログラマが過去のノウハウを参考にしやすくなる。
あるいは、サポートデスクで、問合せチケットを起票後、過去の類似チケットが表示されるので、経験の浅いオペレータは参考にしやすい。

つまり、Redmineに蓄積されたチケットの内容が濃密なほど、類似チケット表示の機能は威力を発揮することになる。
また、類似チケット機能が有用と分かれば、入力するテスターやオペレータも、自分が入力するチケット内容に情報を詰め込もうというモチベーション向上にもつながるだろう。
その方が、将来の自分のためにも役立つからだ。

Amazonのおすすめ商品やGoogleのPageRank検索、Facebook広告のように、ユーザ自らが検索するのではなく、システムが自動検知して、ユーザが考えていることをサポートしてくれるわけだ。

Redmineに機械学習や人工知能のライブラリやその知見を流用できたら、もっといろんな可能性が広がると思う。
また、こういう機能をオープンソースで公開されているクリアコードさんは凄いな、と思うし、そういうアイデアを即座に実装できるRailsフレームワーク、そしてRedmineは優れているな、と思う。

そして、最終的には、Redmineは、その会社特有のプロセス資産というナレッジシステムになりうるはずだ。
Redmineはデータマイニングの宝庫であり、ソフトウェア工学を適用できる場所にもなる。

Redmineをナレッジシステムとして実現するには、全文検索プラグインが必須機能と個人的に思う。

今後も、全文検索プラグインの動向に注目していく。

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