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2018/11/09

第15回redmine.tokyo勉強会のLT資料の事前公開~今後のRedmineコミュニティの方向性について

第15回redmine.tokyo勉強会のLT資料を事前公開しておく。

【参考】
日本のRedmineコミュニティの活動報告と今後の抱負: プログラマの思索

第15回redmine.tokyo勉強会の見所: プログラマの思索

第15回勉強会 - redmine.tokyo

【1】Redmineには2つの顔がある。

一つは、ソフトウェア工学の理論を実験できるメトリクス収集集計基盤/開発プロセスの運用基盤である顔。
Agile開発もWF型開発も運用可能であり、ワークフロー設定できるならば、全ての開発プロセスをRedmineで一元管理できる。
そこから、Redmineは開発プロセスの運用基盤になり、ソフトウェア工学やプロジェクト管理に関するメトリクス収集・集計基盤になりうる。
つまり、定量的なプロジェクト管理の手段をRedmineによってようやく手に入れられることになる。

もう一つは、汎用的なプロジェクト管理ツールの開発基盤である顔。
RubyとRailsの基盤のおかげで、機能のカスタマイズがやりやすい。
REST APIやrakeなどの外部接続I/Fもあるので、システム連携もやりやすい。

そのおかげで、Redmineに不足する機能をプラグインで実現できるので、プラグイン開発者が多い。
特に日本では、ガチガチの縦割りの組織や自社の開発プロセスに合うように、Redmineをカスタマイズしやすいので、ニーズが多い。

また、Redmineが柔軟な開発基盤を持つおかげで、Redmineコミュニティ自体が活発化している事象もある。
柔軟なソフトウェア設計は、OSSコミュニティを活発化させるメリットがある。
他方、OSSコミュニティの活発化は、ソフトウェアをさらに進化させる、という双方向のメリットがある。
その考察は以下に書いた。

柔軟なソフトウェア設計はOSSコミュニティを活発化させる~OSSソフトウェアとOSSコミュニティの密接な関係: プログラマの思索

【2】言いたいことは2つ。

Redmineコミュニティの参加者の多様化を図ること。
もう一つは、Redmineのエコシステムを作ること。

Redmineコミュニティの参加者層は2種類あると思う。
一つは、プロジェクトマネージャなどのマネージャ層。
もう一つは、プラグイン開発者などのRuby開発者層。

つまり、プロジェクトマネージャかつRuby開発者である層は非常に少ないだろうから、コミュニティで相互の交流を図ることで、斬新なアイデアが出てきて、Redmineを更に進化させる余地がたくさんあるだろう。

マネージャのニーズはRuby開発者にとって、新たなプログラミング体験のチャンス。
Ruby開発者が提供するRedmineの新機能やプラグインは、マネージャのニーズをさらに刺激して、より良いものへ発展させるだろう。

その場合、Redmineベンダーも実はコミュニティのステークホルダーの一人なのだ。
彼らも有償ツールではあるが、Redmineのマーケット拡大に寄与している部分がある。
最終的には、彼らも含めて、Redmineコミュニティが熱気を維持し続ける方向へ持っていきたい。

そういう活発な議論を提供する場をコミュニティで実現したいと思う。

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