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2018/11/16

ポーターの競争戦略の考え方

ポーターの競争戦略の考え方がようやく分かったのでメモしておく。
自分だけのメモ書き。

【参考】
外部環境分析:ポーターのファイブ・フォース分析から考える | 経営戦略を読み解く?実務と理論の狭間から?|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 1ページ

外部環境分析:ポーターのファイブ・フォース分析から考える | 経営戦略を読み解く?実務と理論の狭間から?|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 2ページ

外部環境分析:ポーターのファイブ・フォース分析から考える | 経営戦略を読み解く?実務と理論の狭間から?|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 3ページ

外部環境分析:ポーターのファイブ・フォース分析から考える | 経営戦略を読み解く?実務と理論の狭間から?|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 4ページ

外部環境分析:ポーターのファイブ・フォース分析から考える | 経営戦略を読み解く?実務と理論の狭間から?|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 5ページ

戦略論の復習②…ポジショニングアプローチ | 田舎者の受験日記

【1】ポーターの競争戦略の基本構想はこんな感じ。

経済学の分野の中で、産業組織論がある。
産業組織論では、ある業界(市場)の制約条件が企業行動を制約し、結果として企業の収益率を決定する。
いわゆるSCPモデルでは、売上と収益率の分布図を書くと、V字モデルで表現される。
つまり、高収益企業は、売上は小さいがニッチ市場に特化した中小企業か、売上が大きく規模の経済を活かした大企業のいずれかになる。

V字カーブ

この考え方を逆手に取って、企業は、業界内で収益率の高いポジションへ移動すべき、というポジショニングアプローチを取る。
つまり、ポジショニングアプローチとは、①外部環境を分析して機会のある産業を発見し、②当該産業へ進出して参入障壁を築き持続的競争優位を確立する、という考え方で、産業分析→基本戦略の決定の順に行う。

すると、課題は「収益率の高い産業をどのように発見するのか」になる。

一般的な手順としては、
①PPM分析や5フォース分析を行い、収益率の高い産業を探す
②進出すべき産業が見つかったら、ポーターの基本戦略に基づき、業界のターゲットの幅と競争優位の源泉の2軸による分析で、コストリーダーシップ・差別化・集中戦略のいずれかを採用する
③基本戦略が決まったら、最後にその実施による参入障壁の形成と、持続的競争優位を確立し維持する
④さらに、自社の経営資源をバリューチェーン分析し、強みである経営資源の差別化を図る

価値連鎖(バリュー・チェーン)と活用方法

【2】ポーターの競争戦略で面白い、と思った点は2つ。

一つは、産業組織論という経済学の理論を背景にしているので、実証データがあり、経営学という曖昧な学問にも論理的な枠組みを提供して、思想を整理できること。

もう一つは、「プラットフォーム革命」を読んでみて、ポーターの競争戦略やコースの定理という経済学の基本思想を元にGAFAのような大手プラットフォーム・ビジネスを分析してみると、非常に分かりやすい、と思ったこと。
ゼロ・トゥ・ワン」を読んで、プラットフォーム企業は独占利潤を得るから安定している、みたいな主張がよく分からなかったけれど、「プラットフォーム革命」を読んで何となく分かった気がした。
the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」の内容も、ポーターの競争戦略の基本思想「ポジショニング」「バリューチェーン」から考えると分かりやすくなると思う。

経営理論は、経営者という人に依存した理論と思っていたけれど、経済学の発想を適用すれば、政治的力を持つ人の恣意的な意思決定に無関係に決定する内容が多い、ということが分かった。
また、大手プラットフォーム・ビジネスも、従来の製造業の仕組みとは異なるビジネスモデルであったとしても、経済学の理論や制約条件に依存しているし、そこから離れられない。

【3】僕の理解では、プラットフォームビジネスとは、経済学の言う「貿易利益」で儲けている。

そのプラットフォームは、自由競争のない計画経済の基盤から成り立っているので、事実上の独占状態であるから、独占利潤を独り占めできる故に、史上最大の企業価値を持つに至った。

たとえば、GAFAやアリババは、何もない所から貿易利益によって莫大な独占利潤を得ていて、その利潤は、小国のGDPをはるかに凌駕するくらいの価値を生み出す。
しかし、Facebookの影響力が大きすぎるがゆえにトランプ大統領を生み出したように、プラットフォーム企業は民主主義制度を破壊するくらいの政治的影響力を持つという側面も出てきた。
この辺りの理論と現実は、現在進行中みたいな感じなのだろう。

この辺りの理解した内容も後でまとめる。

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