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2019/01/26

第19回Redmine大阪の見所 #redmineosaka

第19回Redmine大阪の見所を書いておく。

【参考】
第19回 Redmine大阪 - connpass

(引用開始)
テーマ~「次世代プロジェクト管理システム Redmine の未来を考える」
約1年ぶりに、待望のRedmine のメジャーバージョン4.0がリリースされました。
今回の勉強会では、さらに機能改善されたRedmineの解説だけでなく、下記の内容を提供します。

最新バージョンのRedmineでのチューニング結果報告
国内で代表的なプロジェクト管理ツール Redmine・JIRA・Backlog の有識者を招いて、プロジェクト管理ツールについてディスカッション

Redmineの初心者から、Redmineをバリバリ使う経験者まで、興味のある方はぜひお越しください。
(引用終了)

1年ぶりの勉強会の見所は、次の3つがある。

【1】@akahane92さんの「Redmineチューニングの実際と限界 ~ 200万チケットでもサクサクなRedmineの作り方~ 改訂4版」

Redmineチューニングに関しては、世界トップクラスの@akahane92さんが最新バージョン4.0の性能評価、チューニング技術に関して報告して頂く。
特に興味深い点は、全文検索プラグインを使った性能評価だ。

Redmineの全文検索プラグインが、Redmineにとってとても重要な理由は、Redmineをナレッジシステムとして実現する為に重要な機能であるからだ。
その理由は下記に書いた。

Redmineの検索機能の改善はチケット管理システムにとって重要な要件だ: プログラマの思索

Redmineの全文検索プラグインには、Redmineに蓄積された過去のチケット、Wikiなどの情報を高速に検索できるだけでなく、GoogleのPageRankのように重要度の高い順にソートしたり、Amazonのお勧め商品のように類似チケットを表示する機能などがある。
この機能がRedmineに組み込まれれば、システム保守や顧客問合せなどのデータをRedmineに蓄積するほど、Redmineにその会社のナレッジが蓄積されていくので、Redmineは有用なナレッジシステムになる。
さらに、昨今の機械学習や人工知能のライブラリをアドオンで組み込むなどすれば、より的確な情報を提供するだけでなくアドバイスすることも可能になるだろう。

Redmineの全文検索を高速化するプラグインfull_text_searchのリンク: プログラマの思索

第17回Redmine大阪の感想 #redmineosaka: プログラマの思索

@akahane92さんの講演内容は今後、詳細が明らかになっていくと思うが、既にRedmineをIT全般統制(ITSMS)に適用して実運用されている背景を考えると、Redmineの全文検索プラグインがIT全般統制の内部監査で重要な役割を担っているのではないか、と推測される。

すると、ISO9001やITSMSのマネジメントシステムにRedmineをうまく当てはめる事が出来れば、Redmineの導入対象は、ソフトウェア企業だけでなく、製造業などの会社にも導入できることになり、Redmineの活用範囲が広がるだろう。
実際、既にITILとRedmineは相性が良いのは知られているので、ISO規格にあるマネジメントシステムとのフィットギャップ分析さえできればいい。
その辺りも色々聞いてみたい所。

SQIP2014の論文「「効率、品質、統制」の共通課題に着目した現場主導によるITS導入の効果検証」がすごい #redmine: プログラマの思索

Redmineの理想と現実~RxTStudy #12 「ITS活用最前線~現場からの実践報告」の感想: プログラマの思索

日本の大企業におけるRedmineの利用事例の資料のリンク: プログラマの思索

そうなると、今後の課題は、Redmineの添付ファイルも全文検索プラグインの対象に入れて、Redmineを真のナレッジシステムにすることになるだろう。
なぜなら、RedmineのチケットやWikiだけでなく、チケットに添付されたExcelファイルまで全文検索の対象になれば、より重要な情報を的確にいつでも高速に抽出できるからだ。
そうすれば、Redmineにどんどん情報を蓄積していこう、というユーザの動機付けにも役立つだろう。

Ver4.1で、添付ファイルを全文検索する機能が提案されているので、今後の動向も要チェックだ。

Redmineの添付ファイルを全文検索するパッチの可能性~Redmineをナレッジシステムにするための要件とは何か?: プログラマの思索

【2】アジャイルウェア 堂端さんの「GitHub連携プラグイン」

Redmineの課題の一つには、Git連携がやりにくい、という点が10年前からあった。
現状の機能では、Bareリポジトリを手動で作ったり、Gitlabと連携できるように構築するなど、手間がかかる場合が多い。

今回の講演では、GitHub連携プラグインを提供されるということ。
このプラグインは、Redmineユーザにとってメリットが大きいと思う。

GitHub連携プラグインのメリットは2つある。
一つは、GitHubとRedmineと連携できることで、チケット管理はRedmine、プルリクやフォークなどのソース修正はGitHubという使い分けが簡単に実現できること。
以前から、RedmineとGitlabの連携は試みがされてきたが、GitHubでも使い分けが可能になる。

もう一つは、GitHubが無料のプライベートリポジトリを使用可能にしてくれたおかげで、個人のソース管理やドキュメント管理はGitHub、プライベートなタスク管理はRedmine、で置き換えられること。

GitHub、無料ユーザーもプライベートリポジトリを使い放題に - ITmedia NEWS

GitHubが無料でプライベートリポジトリも使えることで小説家にもGitが必須になってきたのではないか: プログラマの思索

マイクロソフトがGitHubを買収した後、GitHubが非常に使いやすくなったので、GitHub連携プラグインはとてもタイムリーな内容だと思う。

【3】「プロジェクト管理ツール Redmine・JIRA・Backlog によるうちの子の良い所、他の子の欲しい所」

現在調整中だが、Redmine、Jira、Backlogという著名なプロジェクト管理ツールのエバンジェリストをお呼びして、それぞれのツールの良い所を紹介してもらい、自由に議論してもらおう、という企画。
企画の隠れた目的には、そういう議論の内容をRedmineの機能改善に役立てたい、という気持ちも込められている。
個人的には、とても楽しみな内容。

なお、このパネルディスカッションの企画を手伝っている時に、過去の「チケット管理ツール大決戦」の企画を思い出していた。
2011年のデブサミで、チケット管理ツール大決戦という企画が非常に盛り上がって、その企画がユーザ投票で3位にランクインされたのを思い出す。

チケット管理システム大決戦第二弾 Trac vs Redmine vs JIRA vs Backlog を開催しました!勝者は? - I18n and L10n in My Life

デブサミ2011レポート~チケット管理システム大決戦: プログラマの思索

[#TiDD]チケット管理システム大決戦 JIRA vs Redmine vs Trac - デブサミ2011 その3 - #itsjp #devsumi: ソフトウェアさかば

2/17: デブサミ 2011 / チケット管理システム大決戦

チケット管理システム使用状況の調査結果(デブサミ) | Atlassian Blogs

【資料公開】チケット管理システム大決戦 第二弾 | Ryuzee.com

Excel大好きな日本企業の組織文化は、たぶんその頃から変わっていないように思う。
だから、それぞれの製品のメリットを強調するだけでなく、世の中の業務の問題解決にプロジェクト管理ツールが役立てればいいなあ、と思っている。

【4】既に満員御礼になっていますが、懇親会は人数を増やせるので、懇親会からの参加もOKです。

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