2021/12/05

法律とは大いなる常識に過ぎない

僕は法務が大の苦手。あの長ったらしくて、因果関係のわかりにくい法律等有の日本語が嫌いだ。
そこで、handys97さんに、法律とは結局何なのですか?と聞いたことがある。
曰く。法律とは大いなる常識なのですよ、と。
僕が理解するには、その時代の特定の場所で、大多数の人が共有している基本的な価値観が法律という善悪の価値基準になるわけだ。
実際、セクハラ、パワハラ、非嫡出子、女性の活躍に関する価値観はこの30年間で大きく変わったから、法律も同様に変わってきている。
つまり、その時代に生きている人の価値観で、法律で規制すべき常識は変わる。

では、法律における基本的な常識とは何か?
基本パターンはいくつかあると思う。
弱者は守る。特に労働者や子供とか。
権利のある者は守る。債権者や株主とか。
目的を妨害するものは排除する。会社の存続とか。

こういう使い道は、人間は元々悪い方向に行きやすいから規制すべきだ、という性悪説に基づいている。
実際、トラブルが起きた時に初めて法律に向き合う時が多いからだ。
「ナニワ金融道」「カバチタレ」を読むと、人が最底辺のワルに陥るとああいう人生を取るしかないのか、と思ったりもする。

一方、人々の意識や行動にインセンティブを持たせて、ある方向へ誘導するやり方もある。
法律で最も面白い手法と思う。
たとえば、独占禁止法の課徴金納付命令では、公正取引委員会が調査する前に事前に申告したら、課徴金を免除するみたいなルールがある。
つまり、早めに自首したらお咎めなしにするよ、と。
アメリカの司法取引もそういう目的なのかもしれない。

知的財産の法律もインセンティブを付与するやり方だと思う。
あなたの技術を特許庁に提出したら、公開はするけど、知的独占権を一定期間与えますよ、と。
ライセンス収入もOKですよ、と。

この種のインセンティブのやり方を法律で規制する場面はもっと広げられないのだろうか。

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2021/12/04

「林業におけるRedmine活用」は林業におけるDXの良い事例だ

第21回勉強会 - redmine.tokyoで、「林業におけるRedmine活用」の講演は林業におけるDXの良い事例として、はてぶでバズっていたらしい。
ラフなメモ。

【参考】
第21回勉強会 - redmine.tokyo

第21回東京Redmine勉強会の感想 #redmineT ~Redmineは業務も組織も包み込む柔軟性がある: プログラマの思索

林業のタスク管理をRedmineでやる話|株式会社百森|note

[B! Redmine] 林業のタスク管理をRedmineでやる話|株式会社百森|note

深津 貴之 / THE GUILD / noteさんはTwitterを使っています 「DXです。これが本当の意味のDXです。すごい。Redmineとイシュー管理で、森を整備する話。 https://t.co/PTBB6RFfnM」 / Twitter

【他ツイート】
akipiiさんはTwitterを使っています 「この発想はありうる。RT @murasakimitsuru: リン業…林業にもredmine導入で農業・酪農にもredmine導入ありそう。(モバイルredmine化を妄想)」 / Twitter

yuutaさんはTwitterを使っています 「林業におけるRedmine活用 https://t.co/x6duLhY4ty」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「興味深い講演でした。まさにDX。配信内容は見れますよ。RT @fladdict: DXです。これが本当の意味のDXです。すごい。Redmineとイシュー管理で、森を整備する話。 https://t.co/tm7QNJwDhH」 / Twitter

金森悠介|才流さんはTwitterを使っています 「業務の見える化と、文字情報に落とす意義がよくわかる事例 林業におけるRedmine活用 https://t.co/TI33f0hhI4」 / Twitter

れぐなむさんはTwitterを使っています 「現場の地図が付いてるだけでわかりやすさ段違いって印象受けるな。これ手作業なら絶対貼らないけどITなら一瞬だもんな。こういう地味な改善ってドローン飛ばしてあれこれするより効果でかそう / “林業のタスク管理をRedmineでやる話|株式会社百森|note” https://t.co/IQpDaQF6fO」 / Twitter

宇埜隆士さんはTwitterを使っています 「DXへの第一歩。チケット文化を根付かせることができたのは凄い(小並感)。 / 他74件のコメント https://t.co/zxrf1ZiT4n “林業におけるRedmine活用” (545 users) https://t.co/QHobwimNdt」 / Twitter

株式会社グローバルネットコア【サーバー・クラウド・Webシステム&ホームページ制作・セキュリティ】さんはTwitterを使っています 「wikiやredmineを林業で活用・・・これは素敵ですね!!当社のようなIT系企業でよく使っているようなデジタルツールを、第一次産業の現場で導入している成功事例です。これぞまさにDX!! #DX #DX推進 #デジタル化 https://t.co/3ZkqysJTFe」 / Twitter

中野ヤスオ|ARIさんはTwitterを使っています 「勇気をもらえます。常識にとらわれず、もっとより良い働き方を追求していきたいです。 / 他70件のコメント https://t.co/xmmZzE8qzc “林業におけるRedmine活用” https://t.co/qkV5jAhww5」 / Twitter

ぽっとさんはTwitterを使っています 「プロジェクト管理システムとしてはかなり好きRedmine。あとはガントチャートの棒がドラッグ操作で動かせたら完璧のぺきなのよ(販売されているプラグインでできることは知っています) https://t.co/nGgFfQE8Uq」 / Twitter

(call me #'knjname)さんはTwitterを使っています 「Redmineの汎用性は異常なので、何かシステム組むぐらいならまずRedmineに落としてみてほしい現場はたくさんある / “林業におけるRedmine活用” https://t.co/ke9qHiRhgT」 / Twitter

きのくにさとしさんはTwitterを使っています 「IT木こりとして、興味深く拝見した。 https://t.co/8PcZGv8ezF ちゃんとみんなを巻き込めているのがすごい。そこに一番苦労しそう。」 / Twitter

Katsue NagakuraさんはTwitterを使っています 「林野庁出身のすごいDX人材が農水省にいらっしゃるのもあって、個人的には勝手に農業林業とDXが熱いです、最近 林業におけるRedmine活用 - Speaker Deck https://t.co/FjZQgdUhnJ」 / Twitter

テキスト×音声で記録するAI電話ピクポン代表の小幡さんはTwitterを使っています 「林業におけるRedmine活用 の第21回勉強会で発表した内容です! ひとことにITと言っても様々な業態があるように、林業にも様々な業態があります。今回説明させていただいたのも、あくまでも林業という多様な業界の一例である、というこ… https://t.co/Si920QOsQz https://t.co/YcLwuD2FJL」 / Twitter

t_takataさんはTwitterを使っています 「とても良い事例だった。作業をチケットに分割できてチケットテンプレート化できればかなり楽になるのは実感がある。 / 林業におけるRedmine活用 https://t.co/sqxWarxw0z」 / Twitter

【1】林業にRedmineを入れた背景となる問題意識としては、労働者の高齢化が進んでおり、口頭伝承の作業代わりと多いことだろう。
結局、若い人にノウハウが伝わらないし、単純な肉体労働みたいなイメージに思われてしまう。

そこで、Redmineを導入したことにより、チケットで全ての作業を手順化して作業の平準化と臨機応変な担当のアサインを図ったこと、作業チケットから生まれたノウハウや経験談はWiki(Note記事を読むとDocBaseのサービスらしい)にナレッジとして蓄積していくようにした。
すると、作業者の意識も主体的になる効果もあったらしい。
ツールを入れることでプロセスを改善するだけでなく、従業員を含めた組織文化も変化させた点が素晴らしいと思う。

【2】「木こりのジレンマからの脱却」という問題意識はよくある。
作業を手順化して標準化し、IT化しやすいようにしたいが、そんな作業に時間を書けるくらいなら、実際の作業をすることでビジネスでお金を稼ぐべきだ、みたなジレンマがよくある。

こういう苦労は普通はJカーブを描くのだろう。
つまり、作業のチケット化、作業の手順化や標準化をすることで、一時的に生産性は下がるが、その効果が出ると一気に効率が上がる。
こういう木こりのジレンマは、林業に限らず、事務処理でもIT業界のシステム開発でもよくあるだろうと思う。

【3】今回の林業の事例では、Redmineの導入により一連の作業をIT化したのは、思い切った改革なのだろうなと思う。
そもそもITに慣れていない従業員も多かったはずだろうだから、苦労も多かっただろうと推測する。

一方で、どこかの勉強会で、日本の省庁の中で最もデジタル化が進んでいる省庁は、実は農林水産省です、という話を聞いた時がある。
農林水産業は実はITと相性がいいのではないか、という仮説も持てる。
なぜならば、元々IT化されていない作業が多いだけでなく、IT化することで生産性が大きく増える点があるからだ。
今回はRedmine導入による作業の標準化、ナレッジ蓄積という問題解決だった。
他にも、ドローン導入やGPSを使って広大な農地を管理したり、AIを使って農産物の品質判断したり、という事例とか、素人でも色々実現可能なアイデアは割とたくさん出てくる。

つまり、農林水産業はDXと相性が良いのではないか、という仮説を持つこともできるだろう。
この辺りのアイデアも膨らませてみたい。

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2021/12/01

物語を構成する要素はプロットである

最近のアジャイル開発では、企画フェーズや要件定義フェーズでユーザーストーリーを使った手法が多い。
この風潮に僕はまだ腑に落ちていない。
たぶんその理由は、ストーリーや物語の構造を欧米人の文脈で理解できていないからでは、と思っている。
たまたま、良いツイートのまとめを見つけたのでリンクしておく。

その中で、ストーリーとプロットは相異なることも理解した。
理解したことをラフなメモ。
特に結論なし。

【参考1】
ストーリー第1回目 三幕構成とはなにかな? - Togetter

ストーリー第2回目 第一幕 状況設定ってなんだ、キャラクター設定どうしたらできんの? - Togetter

ストーリー第3回目 第一幕 “欲しいもの”は二段階で考える?“欲しいもの”と“欲しいもの”の衝突が葛藤を生む。 - Togetter

ストーリー第4回目 セントラル・クエスチョンを意識してみよう - Togetter

ストーリー第5回目 群像劇でも主人公を立てよう その時に注意しなければならないことは? - Togetter

ストーリー第6回目 ダイヤモンドの各塁はどのような役割を果たしているのか ターニングポイントについて - Togetter

ストーリー第7回目 メインプロットとサブプロットの構造を理解しよう - Togetter

ストーリー第8回目  共感か驚異か - Togetter

ストーリー第9回目 シナリオライティングの参考書は何を読むべきか? - Togetter

ストーリー第10回目 2幕目をぐいぐい動かすための小技を紹介するよ! - Togetter

プロットの書き方 前編 - Togetter

プロットの書き方 後編 - Togetter

【参考2】
なぜユーザーストーリーによる要件定義にピンとこなかったのか: プログラマの思索

小説分析ツールyWriterの機能を元にストーリーの構造や考え方を解説するpart1: プログラマの思索

小説分析ツールyWriterの機能を元にストーリーの構造や考え方を解説するpart2: プログラマの思索

「ストーリーマッピングをはじめよう」本の感想~ストーリーによる企画や要件定義はSaaSと相性がいい: プログラマの思索

【1】「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」「アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?」「ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる」を読むと、「ストーリー」という言葉はあまり使われず、「プロット」と言う言葉をよく使う。
ストーリーは出来事を単に時系列で並べたもの。
プロットは出来事の原因と結果を抜き出したもの。
プロットは因果関係である。

プロット (物語) - Wikipedia

【2】プロットには、数多くの種類がある。
メインプロットは“事件”である。
メインプロットは主人公が辿るべき話の流れであり、ストーリーラインである。
メインプロットは大抵の場合、主人公の葛藤、それを乗り越えた成長や旅を表す。

【3】サブプロットは、メインの物語とは違うもう一つのテーマを語るパート。
サブプロットは、“心”についてのプロットだと考えればいい。
つまり、サブプロットは主人公の心理描写。
実際は、ラブストーリーがサブプロットによく当てはまる。

メインプロットがA面なら、サブプロットはB面、裏面のストーリーとなり、物語をより複雑に奥深く見せてくれる。
インプロットとサブプロットが互いに影響し合うことで、ストーリーは非常に多くのバリエーションを持つことになり、その展開は観客の予想を超えたものとなるわけだ。

【4】プロットポイントは、三幕構成内の幕と幕を繋ぐイベント。
具体的には、1幕と2幕の切れ目、2幕と3幕の切れ目にあたるイベント。
プロットポイントは、ターニングポイントとも呼ばれる。
つまり、ターニングポイントは主人公に行動を起こさせ、物語の方向を転換させる出来事になる。

第一幕の終わりには、第一ターニングポイントがあり、ここでガラっと舞台が変わる。
第二幕の終わりには、第二ターニングポイントがあり、ミッドポイント(第二幕の真ん中)で結末に向かう方向性を見出した主人公が、さらに結末へと向かうことになる出来事になる。

【5】こういう脚本術の本を読んでいると、映画や小説を欧米人は徹底的に構造化して組み立てているんだな、と思う。
臭いストーリーだなと思いながらも、なぜかハマってしまう。
たぶんその理由は、人間の原始的動機を揺り起こすように上手く構造化して緻密に作られているのに、その原始的動機を上手く隠し通しているのではないか、と思ったりする。

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プリコラージュの対となる概念はエンジニアリングになる

【1】図書館で借りた本でふと見つけた言葉。
「レヴィ・ストロースが提唱したプリコラージュの対となる概念は、エンジニアリングなのだ」と言う言葉にものすごくしびれた。
こういう発想があるとは思わなかった。
Redmineによるチケット駆動開発は、たぶんプリコラージュに近い概念と思う。
一方、ソフトウェア工学のようなエンジニアリングはその対極にある。

【2】「勝つための論文の書き方」では、プリコラージュをこんなふうに説明している。
構造人類学を創始したレヴィ・ストロースは、どんなに原始的に見える未開人の行動や思考にも、それなりの論理と構造があるのだという事実を、フロイトの無意識理論やソシュールの言語論を構造把握の手法として借りて、証明した。
こういうやり方、つまり、他の分野から方法を借用して把握する方法をプリコラージュ、すなわち、素人大工仕事と呼んだらしい。

【3】Redmineでチケット駆動開発を実践するというアイデアは、元々は、多機能化した障害管理ツールをソフトウェア開発のプロジェクト管理全般に適用しようというものだ。
つまり、手元にある道具が割と高機能だったから、これを目の前の問題に当てはめてみよう、みたいな感じから始まったと思う。

RedMineでチケット駆動開発!: プログラマの思索

チケット駆動開発の戦略: プログラマの思索

そのアイデアは、タスクの発生から担当者のアサイン、プログラムによる実装、テスト、ビルドしてデプロイまでの一連の作業履歴をチケットに全て集約することで実現される。
つまり、チケットは、ソフトウェア開発で発生する全ての作業のライフサイクルを全て包み込む。

チケット駆動開発の適用範囲part4~ウォーターフォール型開発への部分適用の注意点: プログラマの思索

【4】さらに、BTSには集計機能、分析機能が使えることから、データ集計基盤、さらにはソフトウェア工学のデータ基盤として使えないか、という発想に発展させることができる。
元々、障害管理ツールなのだから、バグの傾向分析や信頼度成長曲線は簡単に出力できるからだ。

ソフトウェア・リポジトリ・マイニング~Web2.0をソフトウェア工学に応用する: プログラマの思索

【5】そんなことを考えると、本来はチケット駆動開発は、高機能化した障害管理ツールをプリコラージュした手法に過ぎなかったのに、いつの間にか、ソフトウェア工学を支援できるプロセスに発展できるのではないか、という妄想につながる。

2008年に僕が初めて講演したRedmineでチケット駆動開発を実践する~チケットに分割して統治せよでは、「チケット駆動開発は、中身は古いが新しい衣をかぶったアジャイル開発」と呼んだ内容は、プリコラージュの意味で使っていたのだと今になって気づいた。

2021年の今となってはもう当たり前の概念だし、普通にみんな使っているけれど、こういう考え方で新しく構造化できるのは面白いと思う。

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2021/11/28

第21回東京Redmine勉強会の感想 #redmineT ~Redmineは業務も組織も包み込む柔軟性がある

第21回東京Redmine勉強会の感想をラフなメモ書き。

【参考】
第21回勉強会 - redmine.tokyo

2021/11/27 第21回勉強会 - redmine.tokyo #redmineT - Togetter

【1】最初は、@g_maedaさんのRedMica、そしてRedmineの最新機能の紹介。

【1-1】複数キーワードによるAND検索の実装は嬉しい。
チケット一覧から、Google検索みたいに細かい条件で検索できる。
チケット検索機能の強化につながるので、Redmineをナレッジ資産として使う現場としては貴重な機能と思う。

【1-2】チケット一覧でカスタムクエリをデフォルトで表示できるようになった。
PJごとに、みんなが見たいビューはたいてい決まっている。
最初にカスタムクエリで絞り込んでおけば、今日はどの作業に注力すればいいのか、考える必要もないはず。

【1-3】CommonMarkdownの試験的なサポートも興味深い。
斎藤さんのLTでは、Confluenceがすごく便利と話されていた。
実際、Confluenceでは、Wordのような直感的なUIで表も挿入できるし、履歴管理もすごく楽。
Confluenceがあれば、Excelの設計書を廃止して、すべてConfluenceで設計書を書くことができる。

一方、RedmineのWikiでは、Markdownの原稿を逐一プレビュータブで開いては確認する手間がかかる。
また、表のセルの結合、細かな文字の装飾も直感的ではない。

本来は、WikiはWordやExcelの代替機能になるべきだ。
そうすれば、Redmine上で、日々のタスク管理や課題管理はチケット、技術情報や設計書はWikiに全て集約できる。
それ以外の足りない機能は、REST APIやGit連携などの機能によって、他の外部ツールと連携すればいい。
最終的には、Redmine一つでPJの情報をすべて一括管理できるし、Redmineはナレッジ基盤そのものになるはずだ。

【1-4】Mermaid.jsによる作図機能は面白い。
PlantUMLみたいに、UMLのクラス図、シーケンス図、フローチャートをテキストで表現できる。
ただし、redmica_ui_extensionプラグインの機能なので注意。

個人的にはPlantUMLは好き。
モデルそのものもテキストで管理できれば、Gitで履歴管理できるので、設計書をソースコードと同じように管理できるのはいい。

My Redmine インストール済みプラグイン | My Redmine

GitHub - redmica/redmica_ui_extension: This plugin adds useful UI improvements to RedMica.

plantuml - Plugins - Redmine

Redmineには2つのPlantUMLプラグインがある - taikii blog

【2】第21回 パネルディスカッション <Redmineとわたしたち>では、モデレータ、パネラーの女性5人によるフリーディスカッション。

【2-1】面白いのは、5人の女性のキャリアが全員違うことだ。
もちろん、5人全員がRedmine経験歴は10年なのでベテランばかり。

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineを使う女性だけのパネルディスカッション。サーバ管理者、プロジェクトマネジャー、SEPG、PMO等の色々なキャリアを持つ。組込ソフトウェア会社、外資系、サービス系、メーカー系など色々な属性。面白そう。 #redmineT」 / Twitter

【2-2】僕の琴線に触れたのは、ともこさんとりょうこさんの発言だった。
りょうこさんは外資系SIのPMでPlanioを使っているので、プロマネ観点が多い。
だから、Redmineパトロールみたいにチケット保守や、多数の社外関係者のユーザの権限管理の観点が多くなる。

akipiiさんはTwitterを使っています 「PMの方の意見では、Redmineのパトロールが大事。Redmineの運用がずれてしまうので、定期的にチケットの運用をパトロールする。ゾンビチケットを駆除したりとか。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineの良さ。半年前のチケットを元にコピーして今回の作業チケットを作れるので、差分だけ見ればよく作業漏れがなくなる。関連チケットでチケットを相互関係付けられる。色んな会社の人が使うので権限管理が細かく決められるのがいい。 #redmineT」 / Twitter

一方、ともこさんは全社のソフトウェアの障害管理、全社PJのゲートレビューの管理、Redmineサーバーの管理をされているので、PMOの観点が多い。

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineが使いにくい所では、UIが初心者のハードルが高い意見が多いが、UIよりもワークフロー設計の方に課題がある意見の方に興味を持った。トラッカーとステータスで障害管理、定常業務の作業管理のワークフローをどう設計するか?の方が重要だし腕の見せ所と思う。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineに限らずチケット駆動の弱点の一つは、チケットの説明欄が自由すぎること。起票者の能力によってバラついて作業連携やコミュニケーションにロスが出る。そこでテンプレートを用意したり、事前にテンプレートチケットのリンクをWikiに用意して誘導する。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineを通じて対面だけでなく非同期のコミュニケーションもやっている。1年前の障害チケット、既に去った人が書いたチケットを読んで意図を理解する。チケットの説明欄に、障害内容や関連するチケットがこれです、と書けば伝えられる。書いて伝える能力が要求される。 #redmineT」 / Twitter

【2-3】女性ならではの観点では、お母さんみたいな役割もあるらしい。
この辺りは中年男性の僕には分からない笑。

akipiiさんはTwitterを使っています 「管理者がオレオレ運用ルールを押し付けると、メンバーは何でやねん!と反発してしまう。そこで相談しやすい雰囲気を作って、お母さんみたいな役割を持って、悩みを聞きまくる。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineをパトロール中に、この表現はダメだよね、と気づいたら、チケットもコメントもコッソリ直したり指導する。IT技術者の説明はぶっきらぼうで、これが仕様です、と書いてもノンITの人には伝わらない。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「心理的安全性を高めて雰囲気を良くして、チケットに書いたら、お互いに時間を有効に使えるよ、と伝えたい。 #redmineT」 / Twitter

【2-4】5人のディスカッションでは、「柔軟性」というキーワードが多かった。
「Redmineはユーザとツールの観点で柔軟である」と。

ツールの観点では、Redmineはプラグインやパッチのおかげ機能追加がすごく柔軟な特徴を持つ。
一方、ユーザの観点では、Redmineは現場の人たちのニーズに応じて、運用ルールを柔軟に変更してFitさせることができる。

僕は、「柔軟性を英語でいうと、Elasticと思う。AWS用語でよく出ると思う。 #redmineT」と思っていたが、どうやらFlexibilityの方がイメージが合っていると思う。

akipiiさんはTwitterを使っています 「柔軟性には、ツールの柔軟性と人としての柔軟性の2つの観点がある。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「100人上のユーザの中で女性PMが一番Redmineが詳しいが、若い人の意見に時々はっと気づく時がある。自分が決めた運用ルールが絶対ではないのでこう変えてもいいかもと思う時もある。人の柔軟性を実現してくれる柔軟なツールがRedmine。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineは、各人が貯めている経験や知識を吐き出すのに向いている。他人の言葉にハッとする時はむしろTwitterや対面の方が多いのではないか。 #redmineT」 / Twitter

【3】田畑さんの森林管理でRedmineを利用している事例はとても面白かった。
岡山の山奥の村に、林業でDXをやっているらしい。

【3-1】Redmineを使う場面は、補助金の申請業務や日々の作業管理。

akipiiさんはTwitterを使っています 「林業だけでは収入が少ないので、補助金の書類が大事。書類が多い。そこでRedmine。人によって情報格差が大きい。知っている人は作業できるが、知らない人は作業できない。ストレスが溜まる。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「ステータスは、下請けさんの作業街が多いので追加。監督者対応中も追加して65歳の監督者を想定。補助金の申請業務は他者対応待ちを追加。実際の業務で必要だから。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「プロジェクト=現場。バージョン=作業監督。チケット=作業で数時間。トラッカー=設計、実施、監査など。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「トラッカー=設計、監督、実施後で作ったが、WFが同じなので分ける必要はなかったかもしれない。 #redmineT」 / Twitter

【3-2】Redmineで工夫している点は、ワークフロー設計と、GTTプラグインを入れて、チケットに地図情報を記載している点だ。
実は、第20回勉強会 - redmine.tokyoで「 第20回 LT: Redmineで地理空間情報を扱う、Redmine GTT (Geo-Task-Tracker) plugin の紹介」で知って、取り入れたらしい。

Redmineと地図情報を組み合わせるアイデアは面白いと思う。
営業活動や配送管理などにRedmineを適用できるのではないか。

akipiiさんはTwitterを使っています 「森林管理は口承伝承。作業手順を文字化して標準化したい。作業手順記録はWiki、作業状況確認はRedmine+GTTプラグイン。前回勉強会LTのGeoTaskTrackerプラグインを使う。 #redmineT」 / Twitter

GitHub - gtt-project/redmine_gtt: Plugin that adds spatial capabilities to Redmine

akipiiさんはTwitterを使っています 「チケットにGTTプラグインの地図情報が表示される。チケット説明は簡単に書く。詳細はWikiに書く。チケットの説明に詳しく書くと流用しにくい。 #redmineT」 / Twitter

【4】僕も久しぶりに「Redmine屋から見たMS Planner #redmineT」を講演した。
Teamsに付属しているPlannerを使っているのだが、とにかく使いづらくて仕方ない。
Plannerは所詮ToDo管理に過ぎず、もっと細かなタスク管理や課題管理をやるのには向いていない。
当たり前なんだけどね。

MS PlannerはRedmineと違って使いにくいのは複雑なワークフロー管理ができないから: プログラマの思索

懇親会で聞いてみたら、ブレークアウトルームの大半の人はTeamsを使っている。
Slackを使う人はごく少数。
Office365を使う企業は多いので、Teams利用者が圧倒的に多い。
すると、フリーのPlannerも付属してくるので皆知っている。

しかし、Plannerは使えませんという声が圧倒的だった。
興味深い意見は、Plannerのタスクには更新履歴が残らないので、ナレッジにならない。
使い捨てのカードみたい。
PostItの感覚でしか使えない。
本来は、Redmineのように、完了したチケットでも後から参照したいのに、と。

【5】今回の勉強会は参加者が100人にも到達しなかった。
同日開催の裏番組のOL勉強会が多かったせいだろう、という意見が多かった。

また、@naitohさんのRedmine.tokyo21 questionnaireの通り、初めての参加者が少なく、4回以上の参加者が圧倒的に多くなっている。
この傾向に危険を感じる人も多い。

でも僕はあまり気にしていない。
我々の勉強会が楽しくて盛り上がっていれば自然に人は集まる。
誰でも参加できるような雰囲気さえあればいい。
他人の都合に合わせる必要はないし、こちらの雰囲気が良くて気になるなら、こちらの都合を合わせてくれればいい。

コミュニティはボランティアなので、過大なコミット感まで持たなくていい。
むしろ、緩く長く続けることのほうが大事と思う。
年2回開催という絶妙のバランスのおかげで、スタッフの作業負荷も大きくない。
5月、11月に定期的に開催できるリズムがあるから、参加者もスタッフも講演者も予定を入れやすい。

この勉強会ももう10年以上も続いているのは一つの奇跡だと思う。
他のアジャイルコミュニティも浮き沈みがあって、スタッフの入れ替え時期には開催できなかったりしていた。

三浦かずひとさんの通り、純粋に楽しめればいいと思う。

みうら かずひとさんはTwitterを使っています 「#redmineT 最近RedMineに対する思いもないし、特段興味を持って参加ではなかったのだけど…「利用者視点かつファンでない視点で見つめる」と、「お、工場?」「お、林業?」とか、凄く純粋に楽しめました。」 / Twitter

【6】2021年もAdventCalendarをやっているので、興味のある方はぜひ応募してみてください。
書いてみると、1年後には記念になるのがいいです。

Redmine Advent Calendar 2021 - Adventar

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