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2004/10/10

プレゼンの極意

 昨日は母校の大学で会社説明会を開き、今日はストリームライン・モデリング発表会のためリハーサルを行い、プレゼンを2回やったが、どちらも自分としては納得できなかった。
 ビジネスマンとしてプレゼン技術は重要だから、テクニックについて改めてまとめておく。

【1】結論から入り、1つのことを違うふうに繰り返す
 SDIの佐藤正美さんが解説したプレゼンテーションの技法。
 プレゼン資料を作成する時、同じフレーズを延々と繰り返したり、あちこちに内容が発散してしまいがち。
 「1つのことを違うふうに繰り返す、というのがプレゼンテーションのルールです」という主張は目から鱗が落ちた。
 この記事を読んでから、資料の骨組みはこの考え方を基本にして作るようにしている。
#ちなみに佐藤正美さんは、T字形ERというDOAの大家です。

【2】「分かりやすい表現」の技術

 分かりやすいプレゼン資料を書くためには、絵や記号のレイアウトまで気を使う必要がある。

【3】日本語の作文技術

 日本語による作文の技術を詳しく解説している。句読点の打ち方や、理解しやすい文を書くための単語の並べ方など、意図を正しく伝えるための技術を説明していて役立つ。

【4】プレゼンテーション・パターンズ ―― 匠に学ぶ,プレゼンの奥義 ――
 平鍋さんが解説したプレゼン・パターン。アジャイルプロセスに詳しい平鍋さんらしく、いかにオーディエンスを惹きつけるか、オーディエンスとのコラボレーションを重視している。まだどのパターンも試していないから効用は分からないが納得できるものがある。
 
 【1】はプレゼンの思想の基本。
 【2】が分かりやすい表現のための戦略なら、【3】は戦術に相当するだろう。この2つの本はどこかのHPで、プログラマが仕様書を書かざるを得ない時、参考にしたら良いとあげられた本。結構使える。
 【4】はプレゼンのテクニック。アジャイル開発プロセスに慣れている人は、システム開発をうまく制御できるだけでなく、プライベートな集団を同様に統率できるとか、プレゼン中に聴衆をアジャイル・チームに変えてしまうとか、マネジメントのテクニックに優れているのかもしれない。

 アジャイル開発は、マネジメントの技術として今後も要注意!

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コメント

平鍋さんのプレゼンテーション・パターンズを見て、
「みのもんたパターン」
と呼びたくなったのは私だけでしょうか?(^^;

投稿: guion | 2005/04/04 18:50

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