ペアプロの重要性
「実用企業小説 プロジェクト・マネジメント」を立ち読みしたら、「ペアシステムでメンバーのモチベーションを高める」という一節に引っかかり、興味を引いた。
上記の本は、病院のシステム開発のプロジェクトを泥沼の状況から解決していくストーリーで、各章の最後にまとめがある。その中の一節に、「ペアシステム」という概念があった。要するに、二人ないし複数人のチームで一つの作業を進めていくことを意味しているらしい。パッと読んだ限りではペアプログラミングと同じ。
「ペアシステム」を採用した理由が面白かった。
IT技術が普及しない一昔前まで、一つの作業を進めるのに複数人の人手がかかっていたが、IT技術の普及で、一人で一つの作業をさせることができる環境になり、名目上の作業効率が上がった。
しかし、一人で作業することによって、品質が甘くなったり、仕事への動機が薄れてしまったという。
だから「ペアシステム」の導入で、以前行われていたチームによる作業の長所を生かすという。
とある勉強会で、能力差のある二人がペアプロをすると、逆に効率が悪いのではないか、というアジャイルに否定的な意見が出た。確かに経験者に聞いたら、そういう状況は一人でドライブするようなものだから、と言っていた。
しかし、上記の本の内容から推測すると、ペアプロの意義は、メンバーのモチベーションを高めたり、レビューを自然に行うことで品質を制御できたり、プロジェクトで作られた知識を継承することに役立つ。
但し、ペアプロの意義は認めるが、実践して結果を出すには色んなノウハウが必要なのだろう。
アジャイル開発には、プロジェクトマネジメントのエッセンスが含まれている。
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