インターネットは高速道路 part1
「インターネットは高速道路」を読んで、インターネットの環境があれば技術力を伸ばせる可能性がある事を改めて痛感した。
その記事では、「(人の成長に影響を与えるものとしての)インターネットは、高速道路だ」という一節がある。
例として、Perlのハッカーが、昔は力技満載のスパゲッティ・プログラムしか書けなかったのに、インターネット上にある優れたソースコードを参考にしてどんどんプログラミング・スキルを伸ばしていったという話が載っている。
他方、20年間のキャリアを持ったあるベテランプログラマがC言語で書いた最近のソースは、20年のキャリアを感じさせない力技ごり押しのソースコードだったという。
記事では、二つの例を下記のようにまとめている。
片や数年で誰もが参考にするコードを書くハッカーに育ったかと思えば、20年経っても当時のままというプログラマもいる、彼らの決定的な違いは何だろう?
個人のセンス、能力?
いえ、それは成長の過程のなかにインターネットというメディアが存在していたか否かが決定的なのでした。
プログラマにとって、プログラムを書くのと同じくらい、プログラムを読むことは大事だと特に最近思う。
Javaの場合、フレームワークやライブラリを駆使したサンプルソースがいくらでもあるし、デザインパターンやリファクタリングでソースの構造を見通しよくする技術紹介がインターネット上にいくらでもある。DIコンテナやアスペクト指向等の最新の技術動向にもすぐに触れられる。
だから、Javaプログラマは若い人ほど成長するスピードが速いように感じる。インターネットさえあれば、10年前のJava黎明期からやっている人と対等に話せるレベルまで駆け足で登り詰めることはできるから。
でもC#やCの場合はどうなのだろう?Web系ではなく組み込み系はどうなのだろう?
Java/PHP/Perl等のWeb系システムは、安いハードにオープンソースのフレームワークを組み合わせる技術力さえ磨けば、誰でも実現できる。でも、組み込み系の場合、高価なハード(例:大企業の家電製品)と密接に絡んでいると、いくら書いても動作確認できない。Javaよりも状況が異なるのかもしれない。
IT業界に入ってJava一筋だけど、技術はまだまだ面白い。
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