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2005年5月

2005/05/21

マネジメントの断層

 仕事を数年すると、次のステップに上がるには断層があることに気付く。
 ヒラ→中間管理職→経営者へステップアップする時、仕事の内容が大きく変わる。その変化についていけない時がある。断層の本質は何かを考えた時、「ビジネス・リーダーへのキャリアを考える技術・つくる技術」に「断層はマネジメントにある」と書かれてあって思わずはっとした。

 ヒラからプロジェクトリーダーになる時、仕事の質が変わる。
 言われた仕事をこなすことから、チームを回すためにチーム内の問題を解決することに変わる。メンバーが仕事しやすい環境を整えたり、経営者や顧客をコントロールしたり、まさに中間的な階層で調整する役割を果たす能力が必要になる。
 プロジェクトリーダーになると、プレーイングマネージャとはいえ、現場の仕事から離れる時が多くなる。

 経営者になる時、更に仕事の質が変わる。
 ビジネスの戦略を打ち出すことや、自分の会社に足りないものは外部からリソースを調達できる人脈が必要になる。現場の仕事から完全に離れて、組織を動かすことが仕事になる。

 断層を越えるには何が必要か?
 本を読んでも、他人の行動を見ても、身に付かない。
 そのポジションで仕事して結果を残すしか身に付かないのだろう。

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2005/05/14

高速にサルのように失敗を繰り返す

 渡辺さんのBlogで、要件定義フェーズでモデリングする場合のコツが書かれていた。

(前略)気に入ってもらうまで、山ほど失敗を繰り返さねばなりませんが、そのときに必要なのが「似てないならアカラサマに似てないとわかるような図法」で、DFDやERDやパネルイメージはそのために適しています。高速に、サルのように失敗を繰り返す。これがカギです。

 最後の一文だけ着目すると、これってアジャイル開発のプロセスに似ている。モデリングでも短いイテレーションを何度も繰り返してモデルを洗練させていくわけだ。
 でも、短いイテレーションで回すには、短時間でモデルを書くために複雑な仕様を分割する技術と本質を表現できるモデリング手法が必須だ。
 業務系システムを開発する時は、結局、DFDやERDを書かざるを得ないのではないか?

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2005/05/05

Smalltalkにはif文がない

 「Smalltalkにはif文がない」記事を読んで、なるほどと腑に落ちた。
 SmalltalkではTrue・Falseクラスがあるのは知らなかった。
 IF文もWhile文も全てメソッド、ブロックで実現できてしまうのか。

 「プログラミングの基本はIF文を極力排除する」記事と同じく、オブジェクト指向の良さは、ポリモルフィズム、イテレータにあると思うが、それらは結局、IF文、While文を除去する方向へ進化している。

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