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2005/09/06

ITの技術革新はOSよりもWebソリューションへ移っている

MSが次期WindowsOS Vista を来年に売り出すらしいが、盛り上がってないように見える。
理由は、OSの技術革新の衝撃が薄くなっていて、むしろGoogleのようなWebソリューションへトレンドが移行しているからではないか?

WindowsOSやOfficeのバージョンがUPしたからといって、我々ユーザの環境が劇的に変わるわけでもない。バージョンアップを煩わしいと皆呟いている。
ActiveDirectoryの導入で余計に手間がかかっていないか?

むしろ、Googleが生み出すサービスの方が我々のWebの使い方そのものを劇的に変化させている。
例えば下記のサービスがある。

1.容量1GものWebメールサービス GMail
2・デスクトップ検索サービス GoogleDesktop
3.地図検索サービス GoogleMaps

【1.容量1GものWebメールサービス GMail】
GMailをまず使ってみて驚いたのは、勝手にリフレッシュし、メール一覧を更新してくれること。
さすがAjax。

【2・デスクトップ検索サービス GoogleDesktop】
以前まで、ローカル内のテキスト・Office・PDFファイルを検索できるようにするために、Namazuをインストールし、定期的にバッチファイルでインデックス検索させるようにしていた。
ActivePerl+Kakashi+Namazuを入れて、日本語で検索できるように設定するために結構手間取った。
GoogleDesktopなら、ファイルだけでなくメールまで検索で来てしまう。

【3.地図検索サービス GoogleMaps】
GoogleMapsは面白い。
市販の地図情報システムは今だにC/Sアーキテクチャの古いシステムが多く、有料のため使っていて楽しくない。
記事「渺望と俯瞰 :keyhole が 3D地図と検索を関連づけるか:Google Earth スタート」ではGoogleMapsの威力を下記のように説明している。

(引用開始)
(前略)
GoogleMapを見ればわかるが、日本の地図表示・検索サイトよりも遥かに豊かな情報が関連付けて閲覧できる。
1.Mapまたは衛星写真
2.現在のレストランなどのWebコンテンツ
の2つを、検索エンジンが、位置座標と関連付けてView+スクリプト表示しているだけである。
一方、多くの一般の地図サイトは、なんと時には有料で、サーバーに入力させて、(労力と費用を使って)、ほとんどのレストランが参加していないレストランガイドサイトとなっている。
このGoogleMapと同様の機能をMyサーバー上に、実現できるのが GoogleWebAPIである。思わぬアイデアが出現しそうなので、お楽しみである。
(引用終わり)

つまり、日記を手軽にUpできるBlogのように、自分オリジナルのレストラン地図とか、自分の地区の選挙マップとか作れる。

例えば、GoogleMapsEditorを使えば、こんなに簡単に地図が作れてしまう。

なにわのお笑い劇場:ワッハホール

他にも、AmazonのWebサービス、ライブドアが提供したWikiサービス、Skypeもワクワクする。

次から次へと現れるWebソリューションに触れると「IT技術は、コスト削減のようなつまらないことに使われているが、本来は、新しい産業を生み出すことに使われるべきだ」とXP祭り2005で講演したMSの萩原さんの意見を思い出させる。

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コメント

凄いな~!googleの威力を改めて
実感した気がするのう。
早速地図を見てみよう、メールも使ってみよう。

投稿: なす | 2005/09/07 10:21

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