Ruby関西が今熱い!~Ruby is Agile!
昨日、Ruby関西に行ってきた。
50人の部屋が満員御礼になるほど盛況で、今、関西で一番熱いコミュニティではなかろうか?
サブタイトル「Ruby is Agile!」は、XPJUG関西の同僚が紹介した言葉です(^^)
感想は以下の通り。
【1】女子大生が書いたソースをコードレビュー
かずひこさんのレッスンで、女子大生が半年前に書いたソースのコードレビューがあった。
20行ほどのプログラムは、放物線の軌道を数値計算する内容で、ループ処理、コメント、変数名に修正が施された。
しかし、それだけにはとどまらず、会場の質問者からの突込みが熱かった(^^)
Q. 変数名をv1, dtではなく、velocity、nextTimeみたいに分かりやすくして欲しい。
小波先生: コメントと連動させれば問題ないでしょう。
#コメント無しでも読めるようにプログラムを書くために必要では?
#保守のたびに、ソースだけでなくコメントまで修正する2度手間がかかりますよ。
Q. For文を使うのではなく、イテレータやブロックを使うなど、Rubyらしいプログラムを書かないのか?
かずひこさん:この程度のプログラムでやるのは大人気ないと思いまして、やりませんでした。
#会場は思わず爆笑(^^)
懇親会では、小波先生が「(会場から質問があるたびに)まるでわが子(娘)を切り刻まれるようで胸が痛かった」と言っていたが、プログラムはそんなに悪くなかったと思う。
【2】C、Perl、PHP、.NET、Javaをやっている人がRubyに興味のシグナルを送っている
懇親会で自己紹介を聞いたら、C、Perl、PHP、.NET、Javaなど、開発者が多種多様。
Rubyって、Java開発者はRubyOnRailsに衝撃を受けて興味を持つが、他の開発者はオブジェクト指向のスクリプト言語として興味を持つらしい。
Rubyは殆ど知らないけれど、オブジェクト指向でスクリプトをやるならRubyだろう、という動機が多かった。
【3】コミュニティで学生を育てる
懇親会でスタッフに聞いたら、参加者50人のうち20人は学生。どうりで若い人が多いわけだ。
最も印象に残ったのは、40代の部長の肩書きを持っているスタッフが、勉強会で一番楽しい時間は、かずひこさんの初級者レッスンで、TA(Teaching Assistant)として若い人にRubyの質問に答えることだ、と言っていた事。
小波先生、かずひこさん、更には他の講演者やスタッフ皆が中心となり、学生を育てようという雰囲気がある。
こういう発想や雰囲気を持つコミュニティはあまりないので、大事にして欲しいと思う。
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