Web 2.0でマーケティングが変わる
今朝の朝日新聞に「Web2.0」 広がる参加型ネットという記事が載っていた。
CNETなどのインターネットの記事で「Web2.0」はよくキーワードになっているけれど、ついに既成メディアも着目するようになったのか、と感心した。
上記の記事は、分かりやすく書かれてます。
先日の本「ウェブ進化論」にもあるが、インターネットの普及で影響を受けたものの一つにマーケティング手法があると思う。
iTunesMusicでは、用意した100万曲はどれも少なくとも1回はダウンロードされたと言う。Amazonでも似たような事例があったらしい。
つまり、売上が小さくても無数のコンテンツが売れれば、売上が上がる。
今の商品は、ネット上の口コミの影響力が大きくなっているのではなかろうか?
Blogや掲示板に書かれた情報をGoogleなどで誰もが簡単に調査できる。
一つの意見ではなく、関係ない無数の第三者の意見の殆どが同じような意見だとしたら、そこには何かしらの真実がありそう。
この手法を生かしたのがオープンソース。
100人日かかる作業も、1000人が集まれば、一人0.1人日の作業時間でいい。
世界中の無数のソフト開発者から、わずかな開発時間をかき集めて、巨大なソフトウェアを作り出す手法。
外部リソースをうまく利用すること。
今までの「パレートの法則」によって「上位顧客2割を抑えれば売上全体の8割を制する」やり方ではない。
Web2.0では、「小さなちりも積もれば山となる」という「ロングテール」のやり方。
丁度、織田信長が新兵器の鉄砲で武田軍を破ったように、最新技術をいち早く使った者が世界を支配するのだろうか。
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