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2006/12/03

Haskellに触れてみる

 偶然見つけたHaskell勉強会へ出てきた。
 本もなく飛び入り参加でしたが、ううううさんの丁寧な進行やいけがみさんの適切な解説のおかげで大変興味深い勉強会だった。

【1】Extreme Readingによる和気藹々の読書会

 Extreme Readingとは、レジュメを担当した人が解説するのではなく、ペアプロのようにその場で読んで噛み砕いて議論するやり方だそうだ。

 初体験でしたが、『ふつうのHaskell』という簡単な本であること、さらにHaskell専門家のいけがみさんがいたおかげで、初歩的な質問から他言語との比較の議論まであって、結構深かった。

 Extreme Readingのやり方よりも、タイムキーパー役のううううさんの進行の上手さがむしろ印象的だった。
#PFP関西でのワークショップはタイムマネジメントがうまくいかなかったことを思い出して。

 大学生が中心で、Haskell初心者ばかり集まった勉強会。
 とはいえ、自分で株式会社を作ったと言う人たちばかりで、そのパワーに圧倒されてしまった。

【2】Haskellのサンプルからのぞける特徴

 講師役のいけがみさんが、Haskellの長所を問われて、

「遅延評価にそれほどの利点ではない。むしろ、型推論が出来ることと、新しい言語だけに良い所があることだ。丁度、PerlよりもRubyの方がスクリプト言語として洗練されているように。」

と答えたのが印象的だった。

 cat演算子と行数カウントをさっそく実装して動かしてみた。
 サンプルは簡単ではあるが、池上さんの言うHaskellの特徴が出ていないだろうか?

--cat.hs --Unixのcat

main = do cs <- getContents
putStr cs

--countLine.hs --ファイルの行数カウント

main = do cs <- getContents
print $ length $ lines cs

 最後にいけがみさんから教えてもらったIBM の Haskell に関するコラムを残しておく。

境界を越える: Haskell を使った関数型プログラミング

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