A-AUTO って何?
【問い】
メインフレームだけでなくオープン系システムでも、UnixのcronやWindowsのタスクスケジューラのようなジョブのスケジューリング機能はある。
それをもっと高度化し、ジョブ管理システム、つまり、バッチ処理システムとして使える製品は、メインフレームやオープン系システムに限らず汎用的に使えるものはあるか?
【答え】
回答の一つに、A-AUTOがある。
【解説】
株式会社ビーエスピーのA-AUTOは、メインフレームからUNIX、Windows、そしてLinuxに至る各種サーバーにおける統合的な、 ジョブのスケジュール管理を実現するソフトウェアです。
メインフレームとオープン系システムとのジョブ連携を含めたジョブスケジューリングのツールとして、メインフレーム系で普及している。
他の同種ツールと機能面では大きな違いがないのだが、他のツールが特定ベンダーのメインフレームに対応しているのに対し、A-AUTOはメインフレームではMVS、MSP、VOS3、XSPに対応するほか、オープン系のプラットフォーム各種でも利用できることで人気がある。
【感想】
大規模ERPならば、オンライン処理だけでなく必ずバッチ処理が組み込まれている。
(例:月末の締め日に計上する、月初に集計結果を経営陣に報告する、など)
普通は、Webなどオンラインで業務データをかき集めて、計上する日の近くで、大量データをバッチ処理で集計加工する事が多い。
バッチ処理システムは、複数のジョブが順番に正常に動いて、初めて結果が得られる。
途中で異常終了した場合、一連の処理が業務に悪影響を及ぼさないように、アーキテクチャ上の設計だけでなく、業務でも設計しておく必要がある。
A-Autoでは、一連のジョブを業務フローとして一目で見れるようなツールがあり、非常に便利。
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