【再考】GanttProjectとFreeMindとJude
最近オープンソースのツールがすごく使いやすくなっている。
僕が良く使っているツールは下記がある。
【1】FreeMind
言わずと知れたマインドマップ作成ツール。
主に、要求の仕様化、リスクの洗い出しなどに使っている。
マインドマップを使い始めてから、自然にロジックツリー
のような書き方になった。
階層ごとにロジックの粒度を揃えて、階層の深さの観点から整合性をチェックする、と言う風に。
仕様の整合性を考えるのに非常に有効だと思う。
【2】Jude
言わずと知れたUMLモデリングツール。(オープンソースじゃないけど)
RationalRoseやEnterpriseArchitectに比べるとサクサク軽く動くのがいい。
UMLのダイアグラムは一通り使える。
よく使うのは、色々ある。
一つは、作業手順書をアクティビティ図で書く。
複数の利害関係者を通じて作業を行う時、どのような相互作用が生じるか整理したいためと、絵で描いた方が他人に説明しやすいから。
もう一つは、クラス図やパッケージ図、シーケンス図を詳細設計フェーズで使う。
仕様をプログラミングの直前まで落とした時、実際のプログラムのインターフェイス設計に合わせる時に使っている。
プログラマには、シーケンス図の方が分かりやすいようだ。
設計者は、クラス図だけで十分。
他は、配置図。
ハードウェアの構成図は外部設計で使える。
【3】GanttProject
言わずと知れたガントチャート作成ツール。
以前よりもすごく使いやすくなった。
よく使うやり方は、Excelでタスクを洗い出しておき、GanttProjectへCSVインポートして、タスクを紐付けていくこと。
ガントチャートよりもPERT図で見ることが多い。
PERT図の方が、プロセスの構成や関連がスッキリする。
きちんと整理されていない場合、PERT図は1本の直線になっていて、並列になっていない。
よく考えられている場合、独立した機能の設計や開発が並列になって、工期が圧縮されるようになっている。
但し、クリティカルパスに注意しないと、プロセスの整合性が崩れる。
これらのツールをうまく使って、設計作業の品質を高めて、効率よく進めたい。
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コメント
はじめまして。
GanttProjectを使い始めようとしていますが、txtからのインポートで思うように行きません。
申し訳ありませんが、ご存知でしたら教えてください。
テキストファイルからのインポートでは、タスク名しかインポートできないのは仕様なのでしょうか?
それとも、タスク名、開始日、終了日をインポートできるようなレコード構成があるのでしょうか?
もちろんお手すきのときで結構ですのでお教えいただければ大変助かります。
投稿: maru | 2007/08/22 12:07
インポートはタスク名だけのはず.. 2.0.7時点で確認
投稿: とおりすがり | 2008/11/13 21:59