« 人月ビジネスの特質~成長しないこと | トップページ | 【Ruby関西】テスト駆動のプログラマはもてます »

2007/08/17

ソフトウェアビジネスのチェーン(ループ構造)

 ソフトウェア開発のビジネスで成功する最低条件は、自社で全てのリソースが足りていること。
 例えば、こんな感じ。
  営業部隊→コンサル部隊→デザイナー部隊→開発部隊→運用保守部隊

 ループと言う構造が大切。
 リソースが全て足りていて、業務がそれぞれの部隊に分担されて、流れていること。
 
 IT業界は、ループ構造を持つ会社が少ない。
 どこか一つだけのプロセスしかなくて、分断されている。

 開発部隊だけ、デザイナー部隊だけという会社は人材派遣会社。
 運用保守部隊だけ、という会社はハードを売っているだけの会社。
 営業、コンサル部隊だけという会社は、商社みたいな会社。

 ループ構造になって初めて、価値が生まれる。
 普通は、リソースが足りないシチュエーションがすごく多い。
 技術者がいない、マネージャがいない、とか。
 
 経済学の基本法則と同じ。
 物資の希少性があるからこそ価値が生まれる。
 
 リソースが足りないから、技術力のある人が尊ばれる。

 そのためには、社内に多種多様なスペシャリストを養成するのが大切だと思う。
  プログラミング
  RDB
  デザイナー
  サーバー保守
  マネージャ
  コンサル

 スキルのある人がたくさん集まると、自然に役割分担できる。
 フローのそれぞれの役割に誰がなるか、自然に決まる。
 

|

« 人月ビジネスの特質~成長しないこと | トップページ | 【Ruby関西】テスト駆動のプログラマはもてます »

ビジネス・歴史・経営・法律」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ソフトウェアビジネスのチェーン(ループ構造):

« 人月ビジネスの特質~成長しないこと | トップページ | 【Ruby関西】テスト駆動のプログラマはもてます »