【Ruby関西】テスト駆動のプログラマはもてます
第20回 Ruby/Rails勉強会@関西に久しぶりに行ってきた。
何故かRuby関西が開かれる日は、たいてい雨模様。
昨日も雨でした(*^_^*)
1・Africa on Rails
Rails会議がフランス(?)で開かれていたそうで、その報告があった。
その中で、なんきさんのスライドが興味を引いた。
「Africa on Rails」というタイトルの講演があり、その中でこんな数字があったとのこと。
#数字はうろ覚えです。。
120000000 10000000 160
この数字は一体何でしょう? とのこと。
その3つはアフリカの小さなある国(名前忘れた。。ゴメン)の人口、エイズ患者の数、エイズ患者を支える医師の数、とのこと。
それを聞いた途端、勉強会の会場でも驚きの声が上がった。
ヨーロッパの会議でも同じだったらしい。
その講演では、アフリカの小国で、エイズ患者をサポートするシステム(詳細は忘れた。。ゴメン)を作っているチームがあるらしく、彼らもRailsを使っているとのこと。
なんきさんは、日本から見ると世界の果てにあるアフリカでもRailsが使われていることに驚きました、とのこと。
Railsを使っている開発者の女性のスライドがあり、彼女のコメントには、Railsは早く書けるし素晴らしい、みたいなことが書かれていた。
その女性もエイズに罹患していて、子供もエイズ患者とのこと。
厳しい現実にいる人たちと、その人たちもRailsを使っているという落差。
何となく心揺さぶられる話でした。
2・XPとは「個人の責任と勇気を重んじる人間中心の開発手法」
okkezさんの初級者レッスンは「Rubyでテスト駆動」のお話。
内容は、女子学生の先輩と後輩が、社員の給料計算のプログラムをペアプロでテスト駆動で書きながら、横でokkezさんが先生として講釈するというスタイル。
時々、棒読みのような台詞に会場が笑った。
okkezさんがXPの定義を次のように話した。
「XPとは個人の責任と勇気を重んじる人間中心の開発手法です。」と。
何故か、ストンと落ちるような感覚を受けた。
というのも、業務システム開発とは、単にプログラムを書くだけではなく、ビジネスという枠の中で顧客の業務をシステム化して、支援ないし改善していくというビジネス。
だから、ビジネスにおける責任をいつも意識する。
そして、プロジェクトを成功させるために、顧客と交渉する落とし所を決めることから、仕様を決めることまで、決める勇気がいつも必要とされる。
決めなければ前進できない。
ふと、そんなことが思ってしまって。
okkezさんは、こんなことを話していた。
「テスト駆動であなたも上品プログラマ。テスト駆動のプログラマはもてます」
この言葉に会場内でも笑い声が上がった。
このタイトル、実は僕が2年前に初めてRuby勉強会に顔を出した時、かずひこさんがとても分かりやすく解説していて、最後にこんなことを言っていたのを思い出した。
「テスト駆動で上品なプログラマになろう。
動けばいいや、では、下品なプログラマ」
何となく似ている気がして。
今回は初めての人が少なかったけれど、久しぶりに和気藹々で楽しめました。
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