NetBeansがRuby開発環境に向いている
NetBeansでRailsの開発が出来ると聞いて、さっそくダウンロードしてみた。
DBさえ設定すれば、Railsのディレクトリやソースを自動生成してくれる。
使い勝手はすごくいい。
一番欲しかった機能は「コード補完」。
defを書けば勝手にendが補完される。
メソッドを書いている途中で、メソッド名を補完してくれる。
メソッド名にフォーカスを当てると、JavaDocのように、機能内容がポップアップされる。
#いわゆるJavaのメソッドにマウスポインタを合わせたときに表示される吹き出し(ホバー表示)のこと。
参照元のクラスやメソッドにも飛んでくれる。
プログラミングはEmacsやviだけで十分かもしれないが、大規模開発になると、自分たちが作ったライブラリを参照しながら書くのが普通なので、コード補完やホバー表示は重要。
更に、JRubyも入っているので、色々使えそう。
NetBeansも、EclipseやVisualStudioのような機能が揃いつつある印象を受けた。
過去のSmalltalkは、VisualAgeという統合開発環境と共に育った。
Javaも、VisualAge for JavaやEclipseという統合開発環境が出て、爆発的に普及した。
だが、Javaを作り出したSunよりも、Eclipseという統合開発環境とWebSphereというアプリケーションサーバーを持つIBMがJavaマーケットで一番儲けた。
今度は、SunがRubyをサポートして、同じような事象を狙おうとしている。
RubyもNetBeansという統合開発環境で普及するだろうか?
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