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2008/04/16

RedMineでチケット駆動開発!

一昔前。
プロジェクトリーダーが2人日以上かけてExcelでガントチャートを作り、開発者に報告書を毎晩提出させて、実績と進捗を管理していた。
プロジェクトリーダーの仕事の殆どが、進捗管理に費やされていた。

プロジェクト全体で何%まで完成して、後どれくらい開発が残っているのか、理解するのに手間がかかっていた。
最終的には、プロジェクトリーダーの勘と経験で、リスク管理されていた部分が多かったのではなかろうか?

最近のWebシステム開発は、3~8人の開発者で3~6ヶ月単位のプロジェクトが多い。
短い期間で約10万行近くのシステムを作り上げるのが普通だろう。

これだけスピーディに開発しないとビジネスにならない現状なのに、プログラミングのスピードにプロジェクト管理が追いついていない。

最近思うのは、プロジェクト管理、進捗管理をソースコードに近づけることができないのか?という疑問。


プロジェクトの見える化がプロジェクトファシリテーション等で叫ばれている中、最近注目を浴びているものが、TracやRedmineのようなBTS。

RedmineはRuby on Railsで作られているからインストールも簡単だし、Tracよりも使いやすいように思う。

これらのBTSの最大の特徴は、ソースコードとチケット(作業タスク)を紐づけていること。

例えば、Subversionにコミットする時に

$ svn commit -m '○○○機能を利用時の△△△な問題を修正。 refs 123'

を実行すれば、RedMineに登録したタスクNo(ここでは「123」)と紐付けることができる。

RedMineに登録したタスクは、 開始日と終了日を設定すれば、ガントチャートがデフォルト設定されている。
進捗が遅れているか、後何日しかバッファがないか、すぐに分かる。

最近思うのは、プロジェクト管理や設計工程がプログラミング工程よりも遅くて、質が悪い。

その理由は、ソースコードの変化の速さに付いていけてないからだと思う。

やりたいのは、

チケット駆動開発

略してTiDD なのだ!

RedMineによるチケット駆動開発について、色々考えてみたい。

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