Redmine on JRuby
プロジェクト管理機能を持つBTSであるRedmineを愛用して運用して、技術的に気づいた点をメモ。
【1】RedmineをJRubyで動かす方法が下記の記事で紹介されている。
Redmineを運用するためのイロハを身につけよう
第7回 Javaプラットフォームでの運用
上記の記事は、Glassfish+JRuby上でRedmineを乗せている。
これは僕の中で最もホットな記事。
JRubyを使ってJavaアプリケーションサーバー上でRailsを安定稼動できるならば、Railsをビジネス用途で使う最大の不安が解消される。
一般のRailsアプリをTomcat上で動かすノウハウも下記で紹介されている。
仕掛けは、RailsアプリをWarblerでwarファイルにビルドして、JRuby+Tomcatで稼動させる。
Java屋がTomcatでRuby on Railsを試すには?
Warblerでwarのパッケージ化をしよう
ここまでのノウハウが現時点で公開されているので、おそらく来年はRailsを実案件で使うタイミングもあると思う。
【2】Redmine+Passenger(mod_rails)で、Apache上でRailsを稼動する方法が紹介されている。
Apache上でRuby on Railsアプリケーションを動かす
/Passenger(mod_rails for Apache)の利用
下記のコマンドを叩くだけで必要なライブラリがApacheにインストールされる。
gem install passenger
passenger-install-apache2-module
後は、httpd.confの設定だけ。
高負荷な使い方をしていないので分からないけど、結構安定しているし、レスポンスもいい。
Passengerの利点は、RailsがPerlやPHPと同じ感覚で運用できることだ。
Apacheは運用ノウハウや運用経験者が多いので、データセンターで運用する時にも利点になる。
今後のビジネスを考えると、業務アプリのRailsをJRubyで動かすか、Apacheで動かすか、どちらかが主流になると思う。
どちらも要注目の技術だと思う。
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