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2008/12/27

商用開発は保守性よりも信頼性を重視する

保守性と信頼性のトレードオフについて良い記事があったのでメモ。

【元ネタ】
森崎修司の「どうやってはかるの?」 > 保守性と信頼性のトレードオフ : ITmedia オルタナティブ・ブログ

記事で面白いと思ったのは下記2つ。
一つは、オープンソースは保守性が重視されること。
ソースが読めないシステムは、最終的には誰も使わなくなるから。
その意味では、オープンソースはプログラミングのレベルが高いシステムと言える。

もう一つは、商用開発は信頼性の方が重視されること。
本番稼動しているシステムは、止まってはいけない。
保守性を実現するためにリファクタリングして、障害が発生したら、元も子もない。
だから、リファクタリングできずに、重複したロジックがあちこちにできたりして複雑になってしまって、最終的には誰もソースを改変できなくなる可能性がある。
商用システムは、最終的にはパッチで継ぎ接ぎだらけの汚いソースが増えているだろう。

実際のSW開発では、保守性と信頼性は両方とも大事。
でも、トレードオフの関係になる場合もありうることを知っておくべきだろう。

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コメント

商用開発は信頼性の方が重視されるのはその通りが、トレードオフになっているのは生産性ではないでしょうか?

投稿: さかば | 2008/12/28 19:35

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