TestLink1.8 正式リリース!
ついにTestLink1.8が正式リリースされたというアナウンスがあった。
【元ネタ】
ニュース ~TestLink1.8.0正式リリース- TEF有志によるテスト管理システムTestLink日本語化プロジェクト
新機能の詳細はニュースを見て欲しいが、僕が一番気になる機能は、次の二つだ。
* (実験的に)GUIからのテスト自動化をサポート。
* テストを優先度を設定することが可能です。
前者は、PHPやRubyプログラムからXPL-RPC経由でTestLinkを操作できる機能(だと思う)。
この方法を使えば、TestLinkを受入テストで使うシナリオベースのテストケースだけでなく、JUnitのテストケースも入れて、テストの自動化を行うこともできる。
TestLink日本語分科会の人達のツールを使うと、Hudsonのビルド番号を取得してTestLinkのビルドへ設定する作業も自動化できるらしい。
つまり、TestLinkで回帰テストを自動化することが可能。
後者は、テストケースに優先度とマイルストーンを組み合わせて、テストの進捗を測定する機能。
実際のイメージは、川西さん提供の下記画像を見て欲しい。
【画像】TestLink 1.8RCにおける優先度ごとのテスト進捗結果
川西さんによると、下記の説明になる。
TestLink 1.8では、テストケースに優先度を設定できるようになる予定です。 また、マイルストーンには、いつまでにどの優先度のテストを何% 完了させるかという目標が 入力できるようになります(今でも入力だけは出来ますが......)。そうするとレポートにもこの情報が反映されて、各マイルストーンで目標が達成されたかどうかを表示させることができます。
以下の画像の例だと、マイルストーン「優先度中のテスト完了」(二段目)に対して、「優先度【高】のテスト100%完了」という目標を達成しているのでグリーン、「優先度【中】のテスト100%完了」という目標を達成しているのでレッド、になっていると思います。
# beta 3ではこの機能にまだバグが残ってしまっているようです。
この例だとマイルストーン「優先度高のテスト完了」の表示がおかしい......
正式版では直るでしょう。
この機能を上手に使えば、マイルストーン毎にテストの予定・実績の比較ができるため、テストの進捗報告で威力を発揮するだろう。
残念ながら、v1.8.0は日本語化が不十分なので、v1.8.1まで待った方が安全だろう。
とはいえ、早くTestLinkの新機能を使ってみたい。
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