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2009/04/04

Codestrikerのインストール方法

Perl製コードレビューWebシステムCodestrikerをインストールできたのでメモ。
但し、ReviewBoardに比べると、インストールははるかに難しかった。。

【元ネタ】
Perl製のソースコードレビューソフトウェア「Codestriker」

Codestriker: Homepage

Codestriker:Metrics Report

ソースコードレビューツール「Codestriker」

CodeStrikerとSubversionの連携設定

CodeStrikerでコードレビューをする


CodeStrikerでコードレビューをする~その2

【必須環境】
以下、CentOS上で下記ツールはインストール済みとする。

Perl
Apache

下記のCPANライブラリ:

LWP::UserAgent(any)
CGI(v2.56)
Net::SMTP(any)
MIME::QuotedPrint(v2.14)
DBI(v1.13)
Template(v2.07)
HTML::Entities(any)
File::Temp(any)
XML::RSS(v1.05)
Encode::Byte(any)
Encode::Unicode(any)
DBD::mysql(any)
Authen::SASL(any)

上記のCPANを全てインストールするのがかなり面倒。。
ソースからインストールするよりも、yumやapt-getで入れた方が早いだろう。

【1】インストール方法
1.ソースを持ってくる。

tar zxvf codestriker-1.9.7.tar.gz
mv codestriker-1.9.7 codestriker
ln -s codestriker /var/www/cgi-bin/codestriker

2.MySQLへDB作成

mysql -u root
CREATE DATABASE codestrikerdb CHARACTER SET utf8;

GRANT SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE,INDEX,ALTER,CREATE,DROP,
REFERENCES ON codestrikerdb.* TO codestriker@localhost
IDENTIFIED BY 'codestriker';

FLUSH PRIVILEGES;

3.CodeStrikerの設定ファイル「codestriker.conf」を編集する。

14行目:
$db = 'DBI:mysql:dbname=codestrikerdb;host=localhost;
mysql_socket=/var/lib/mysql.sock';

28行目:
# Database user.
$dbuser = 'codestriker';

# Database password.
$dbpasswd = 'codestriker';

$admin_users = [ '管理者のメールアドレス' ];
・・・・・

104行目あたりから、連携するバージョン管理システムを設定する。

4.インストール実行。
Railsのように、MySQLへテーブルが作られる。

./bin/install.pl

足りないCPANライブラリはメッセージ表示される。

5.Apacheのhttpd.confへ下記を追加する。
CodestrikerはPerlなので、CGIの設定方法と同じ。


ScriptAlias /codestriker/ /var/www/cgi-bin/codestriker/cgi-bin/
Alias /codestriker/html/ /var/www/cgi-bin/codestriker/html/

<Directory "/var/www/cgi-bin/codestriker/cgi-bin/">
AllowOverride None
Options ExecCGI
Order allow,deny
Allow from all
SetHandler cgi-script
</Directory>

<Directory "/var/www/cgi-bin/codestriker/html/">
AllowOverride None
Allow from all
</Directory>

Apacheを再起動後、
http://IPアドレス/codestriker/codestriker.pl
で表示可能!


【2】Webシステムとしての使い勝手、色合いなどのUIは、ReviewBoardの方がいいと思う。
しかしながら、Codestrikerには下記のようなレビュー記録のメトリクスを出力する機能がある。

Codestriker:Metrics Report

上記は、実施日ごとに、レビューのステータス(完了、解決、無効)とレビューコメント数を集計する。
この集計から、レビューの活発具合、レビューの貢献具合を見ることができる。


コードレビューWebシステムをレビュー工程の一プロセスへ含むように運用するには、いくつかのハードルを越える必要がある。
だが、レビューをもっとお手軽に行えて、更にはDBにあるレビュー記録からメトリクスを出力して、品質を測定できる可能性がある。

色々試してみたい。

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