SaaSはアジャイル開発に向いている
XPJUG代表の倉貫さんが開発されているRuby on Rails製SNS「SKIP」について、アジャイル開発の運用例と、アジャイル開発とSaaSの相性の良さが書かれた記事を見つけたのでメモ。
#アジャイル開発の特長を生かしやすいビジネスモデルについて、経験談も含めて非常に良く分析できている。
#きちんと理解して、後で内容をまとめる。
【元ネタと抜粋】
【1】[Think IT] 第1回:少人数によるアジャイル開発の事例 (1/3)
アジャイル開発を適用しやすいビジネスモデルは、納品型のビジネスではなくサービス提供型のビジネスである。
SaaSはアジャイル開発を適用しやすいビジネス。
【2】[Think IT] 第2回:チームによるアジャイルの事例 (2/3)
タスクについては、Redmineを活用して管理を行った。
Redmineは、Ruby on Railsで作られたオープンソースの課題管理ツール。
Redmineでは「チケット」という単位で、プロジェクトで行うタスクや課題を管理できる。
また、チケットの状態管理を行うことができ、プロジェクト全体で未完了のチケットがどれだけあって、誰が担当しているか、すぐにわかるようになっている。
チーム内では、行うべきすべての作業をチケットとして登録するようにしており、チケットになっていない作業をしても仕事として認めない、という厳しいルールもあった。
そうすることで、週単位での作業の進ちょく状況を把握する際も事前に共有できるので、打ち合わせ時間を短くすることができる。
【3】[Think IT] 第4回:SaaSビジネスにおけるアジャイルの事例 (1/3)
アジャイル開発はSaaSのビジネスモデルと非常に相性が良い。
ソフトウエアのソースコードを提供するビジネスではなく、ソフトウエアを動かしてサービスを提供するビジネスになっており、ソフトウエアを継続的に改善していくことができる。
特定のソフトウエアの完成を目指すのではなく、ソフトウエアで提供できる価値を継続的に高めていくために、品質の中でも特に保守性を重視して、環境や要求の変化に柔軟に対応できるアジャイル開発が向いている。
アジャイル開発では、人数を多くすることでたくさんのものを作るという思想はあまりない。
むしろ少数の人間でより良いものを作っていくという考え方に基づいている。
アジャイル開発のような少人数でもビジネスを大きくする方法として考えられるのがSaaS。
SaaSのビジネスでは、プログラミングした分だけで利益になる訳ではなく、それによって提供するサービスが利益を生み出すので、レバレッジを効かせることが可能。
今まで以上に、プログラマーに求められる責任は大きくなってきますが、それはプログラマーの価値向上につながっているとも考えられる。
【4】[Think IT] 第4回:SaaSビジネスにおけるアジャイルの事例 (3/3)
SaaSならば、ソフトウェアだけでなくハードウェア調達やハードウェア環境構築もアジャイルにできる。
SKIPでは、Amazon EC2のようなHaaS(Hard as a Service)をインフラとして使っている。
HaaSを活用したクラウドコンピューティングは、アジャイル開発と非常に相性が良い。
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