RedmineとTracの機能比較part2~ポータビリティ、プラグインなど
あるTracユーザの話を聞いて、RedmineとTracの機能の違いを感じたので、考えたことをメモ。
【1】ポータビリティ(環境の持ち運び)はTracが勝る
TracLightningでは、SQLLite+SVNが一つのフォルダに存在するから、バックアップが簡単。
Tracはそもそも1プロジェクトしか扱えないので、1プロジェクトのTracDB(SQLLite)を持ち運んで同期を取ればいい。
しかし、Redmineでは、DBはMySQLが普通だから、バックアップや持ち運びはOracleのような操作が必要になる。
また、複数プロジェクトを扱っているから、1個のプロジェクトだけ持ち運んでも同期がとりにくい。
特に、客先と自社で受託開発のタスク管理をする場合、USBメモリでSQLLiteのDBを持ち運びできればすごく簡単だなと思った。
RedmineでもSQLLiteを扱うことはできるが、チケット数が増えてDBのサイズが増えるとあまりよろしくないような気がする。
【2】チケット更新の一括処理
スケジュールを最初に作った時、WBSからタスクをチケットにして一括登録したい。
Tracユーザの使い方を聞くと、Tracへチケットを新規登録する時は、Excelで一括登録する。
Web上で1個ずつ登録することはしないらしい。
ExcelTracAddIn 1.1.0 リリース - かおるんダイアリー
Redmineでも最近はチケット一括登録のプラグインなどが増えてきたけれど、最初はなかったので、手作業で入力するしかなかった。
でも、最近は、よいプラグインも出ている。
RedmineでチケットをCSVから一括登録/更新するプラグイン | RedMine | MTエンジニアブログ | スカイアークシステム
ExcelRedmineAddIn 1.0.0 リリース - かおるんダイアリー
post_issue_vbs - farend-redmine-tools - Google Code
【3】Hudsonとの連携
TracLightningなら、デフォルトでHudsonが使える。
Hudsonをビルド処理だけでなく、定時のバッチ処理で使えれば、なお強力だろう。
Redmineでは、以前は、SimpleCIプラグインを使っていた。
しかし、ビルド結果へのリンクがあるだけで、使い勝手はあまりよくない。
しかし、有志がHudsonのプラグインを最近提供してくれている。
ジョブの名前、ビルドの説明、ヘルスレポート、最新のビルド状況などを表示してくれるのですごく使いやすくなった。
r-labs - Hudsonプラグイン - Redmine
【4】コードレビュー
Redmineではリポジトリ一覧画面から、ソースのDiffを表示する機能が以前からあった。
Diffを見て、何かおかしいと感じたら、「このようにリファクタリングしたらいいんじゃないの?」みたいなチケットに登録しておけばいい。
だから、コードレビューしやすい状況があった。
しかし、できれば、Diffの画面でコメントを付けられるとなお嬉しい。
Tracにはコードレビュープラグインが以前から存在していた。
PeerReviewPlugin - Trac Hacks - Plugins Macros etc. - Trac
あーありがち - Trac に PeerReviewPlugin を入れてみた
Redmineには最近になって、有志がプラグインを提供してくれている。
r-labs - Code Reviewプラグイン - Redmine
【5】Blogプラグイン
Redmineにはニュース機能があるが、プライベート日記のような機能があると嬉しい。
つまり、ニュースはメンバー全員に告知するためであり、Blogのように日々の思いを綴るのはやや違う。
TracクローンであるRetrospectivaには元々Blog機能があり、Redmineよりも唯一優れた機能だと思っていた。
そこで実際に使ってみようと思ったが、Redmineほどプロジェクト管理機能は使えなかった記憶がある。
#但し、最新バージョンではかなり機能拡張されているようなので注意。
プログラマの思索: Retrospectivaをインストールしてみる
最近になって、RedmineにもBlogプラグインが提供されている。
なお、Tracでは以前からプラグインが提供されている。
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