チケット駆動開発の運用例part2
八朔さんによるチケット駆動開発の運用例をメモ。
【元ネタ】
チケット駆動開発 - Live a meaningful Life
プロジェクトの作業をWBSの観点で、要件→成果物→作業のツリー構造へ分解している。
プロマネらしく、チケットの構造が上手だと思う。
このやり方ならば、ソース←【チケット(作業)】→【チケット(要件)】の観点で追跡可能だ。
【チケット(要件)】で集計すれば、顧客向けの進捗報告として、進捗率や工数を集計できる。
アジャイル開発の観点では、要件はストーリーカード、成果物や作業はタスクカードに割り当てられると思う。
顧客の観点でシステムの価値を表すのがストーリーカードであり、チケット駆動開発における成果物は、開発者の観点で捕らえるべきだろうと思う。
そうでなければ、開発者が作業するレベルにならないからだ。
後で、八朔さんに聞いたら、要件のチケットから実際のテストケースへ落とす所まで考えておられた。
つまり、テストケースは、要件とストーリー(ユースケースぽい業務シナリオ)のマトリクスで作れるはず、と。
そうすれば、チケット(要件)→テストケース→バグ→ソースコミット という形で追跡可能になる。
僕は今、TestLink上で要件管理とテストケース管理を紐づけているが、最終的にはRedmine上で要件管理も行いたい。
その方が、スケジュール管理や工数管理もやりやすいからだ。
昨日のPFP関西WSでは、Redmineをタスク管理に実際に使っているという人もチラホラいた。
今、チケット駆動開発は熱いのかもしれない。
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