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2009/07/05

クラウド時代のビジネスモデル

クラウド時代のビジネスモデルについてメモ書き。
#きちんと理解できてないので後でまとめる。

【元ネタ】
クラウドコンピューティング - Wikipedia

知られざる先進業界「地銀」に見るシステム共同化の真実 - ITPro


【1】クラウドコンピューティングには下記3種類がある。
1-1.SaaS(Software as a Service)
インターネット経由のソフトウェアパッケージの提供。
例えば、Salesforce CRM。

1-2.PaaS(Platform as a Service)
インターネット経由のアプリケーション実行用のプラットフォームの提供。
例えば、GoogleAppEngine。

1-3.IaaS(Infrastructure as a Service)
インターネット経由のハードウェアやインフラの提供。
例えば、AmazonEC2.

これらの特徴は、ハード不要、サーバー不要であること。
ユーザにとって、ITは利用するものである。
ITシステムはユーザ企業にとって資産ではない。
データセンターを維持する運用コストは馬鹿にならない。

技術の特徴は、ハードの仮想化だ。
特にGoogleAppEngineは、ユーザから見れば、アプリケーションをデプロイすればすぐに起動できる。
VMWareも同様の技術の流れ。
本番環境もアプリケーション実行環境も全て仮想化してしまった方が、後で安くつく。

【2】クラウド化が進むとビジネスそのもの大きく変化する。
ITはサービスであり、利用料さえ払えば誰でも使える。
ハードもソフトもシステムも自前で保有する必要はない。

そもそも受託開発は必要ないのでは?
SaaSを利用して、ERPやSNSを社内に展開すればいい。
膨大な運用コストはユーザ企業は必要ない。
この場合、ソフトウェアをクラウド上で利用する。

あるいは、ユーザ企業にSW開発の能力があるならば、ユーザ企業自身が自社開発すればいい。
自分たちが業務や問題点を一番よく分かっているのだから、自分たちの業務改善のために自社システムを作ればいい。
その場合、インフラやプラットフォームとしてクラウドを利用すればいい。

すると、ソフトウェアシステムこそが、ユーザ企業のビジネス上の競争優位の源泉という発想になるはず。

【3】IT化よりもクラウド化が最も進んだ業界がある。
それは銀行。
知られざる先進業界「地銀」に見るシステム共同化の真実 - ITProによれば、特に地方銀行がそうだ。

地方銀行の事務を支えるシステムは、複数の銀行による共同利用になっている。
システムは共通だから、銀行の独自性は、使うパラメータが微妙に違ったり、帳票出力する項目が微妙に違ったりするだけ。
地方銀行の事務はどこも殆ど共通なのだ。
つまり、銀行の看板が違うだけで、銀行の業務は全く同じ。

だから昨今、銀行の統合再編がやりやすいのだろうと思う。
米英が最近まで、金融とITで産業再生して高成長した理由は、上記にあるのかもしれない。

ところで、銀行に勤めている人に聞くと、昔と比べて仕事が面白くないと言う。
昔は、銀行独自の仕組みやシステムがあったので、この帳票のこの項目は、こういう業務から発生してきたんだな、と言うのが、経験するにつれて分かってきたけれど、今はシステムがブラックボックスのために全く分からない。
しかも、昔は預金や融資が主な業務だったのに、今は投資信託などのように高度な専門知識が要求されるため、昔のスキルが全く通用しない、と。

システム化、クラウド化が進むにつれて、ホワイトカラー、特に事務員の仕事は単純労働に近くなっている。
SEもIT土方と言われているし。

おそらく、今後、工場のようなハードに依存しないサービスを中心とした業界は、上記のようなクラウド化が進んでいくのではないか?
すると会社の看板が違うだけで、中身はどこも同じではないか。

そして、クラウド化が進むにつれて、IT業界も半導体業界のように、大量の投資資金を持つ会社しか生き残れなくなるだろう。
大規模なデータセンターを運用できる資金力と、常時稼動し続ける耐障害性や膨大のトランザクションをさばききる技術力がなければ、もはや生き残れないのでは?

今はIT業界は、技術革新が盛んで、個人でもプログラミングスキルに秀でていれば、世界を変えることもできる。
でも、じきに半導体業界のように、膨大な投資を延々と続けることができなければ、じきに淘汰されるのでは?

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