Redmine+Mercurialの設定方法
RedmineとMercurialの連携の設定をメモ。
【元ネタ】
RedmineでMercurialを使う方法 - 床のトルストイ、ゲイとするとのこと
TortoiseHgでExcelの差分を見る方法: プログラマの思索
All In One Redmineを見つけた: プログラマの思索
Windows+Redmine0.8.4+ToroiseHg0.8.1では2箇所でエラーが発生する。
修正方法は下記の通り。
【修正対象】
lib/redmine/scm/adapters/mercurial_adapter.rb
【修正箇所】
L27
HG_BIN = "C:/Program Files/TortoiseHg/hg.exe"
L40
theversion = "1.3.1"
L27では、元来Unix上のHgのパスをTortoiseHgのパスへ変更する。
L40では、MercuiralのバージョンをTortoiseHgのMercurialのそれに直す。
ソース上では、「hg --version」コマンドを発行してMercurialのバージョンを正規表現で取得しようとするが、TortoiseHgを日本語化した場合、バージョンがヒットしないから。
これによって、Redmine+TortoiseHgで、ローカルPC上の成果物を管理できる。
TortoiseHgなら、ローカルPC上のリポジトリを他マシンのリポジトリへ簡単にミラーリングできる。
つまり、「hg push」「hg pull」によってリポジトリを更新する作業をバックアップ作業代わりに使える。
更にWinMerge+xdocdiff WinMerge Pluginを使えば、ExcelやWord、PowerPointの差分比較も可能だ。
Redmineはデフォルトで、MercurialやGit、Darcsにも対応していて、更にリモートSCMにも対応しているから使いやすい。
SVNと同様に、コミットログにチケットNoを書けば、チケットNoとMercurialリビジョンが相互リンクするから、ローカルPC上でもトレーサビリティを実現できる。
従って、ローカルPC上のRedmine+TortoiseHgによって、テキストだけでなくOfficeのバージョン管理とタスク管理を一括管理できるようになる。
以前に比べると、タスク管理やバージョン管理のツールがお手軽に揃ってきた。
現在、プロジェクト管理の手法が劇的に変わるポテンシャルが出てきているように思う。
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