PFP関西WS#20でチケット駆動開発が紹介されました
PFP関西ワークショップ#20で平鍋さんのPFの資料が下記に公開されました。
43頁目に、「チケット駆動開発とPF」のスライドで、PFの事例の一つとして、チケット駆動開発(TiDD)が紹介されています。
平鍋さん、ありがとうございます!
プロジェクトファシリテーション、Agile開発、Lean開発などの概要を知るには、上記だけで十分かも。
PFP関西WS#20の雰囲気は、2009-11-23 - mnishikawaの日記をどうぞ。
PFで最も重要な概念は「見える化」。
SW開発は営業や製造業と異なり、ただでさえ「見える化」しにくい。
だから、デスマーチプロジェクトに陥りやすく、プロセス改善しにくい弱点がある。
平鍋さんの資料のように、野球のスコアボードのように、「最新の正しい情報」を「選手」「審判」「観客」全員が見ていて、「次の行動」を誘発するのが重要。
TiDDでも特にRedmineでは、野球のスコアボードに相当する機能は、ロードマップ画面だと思う。
ロードマップを見れば、次のリリース時期はいつで、リリースまでにどんなタスクを消化しないといけないか、そして、進捗率は今どれくらいか、がすぐに分かる。
そして、リリースしたチケットは、ChangeLog(変更履歴)として残るので、プロセス改善の資料になりうる。
RedmineやMantisにはロードマップと変更履歴の機能があるのに、Tracはそれらの機能が不十分な為、見える化が不十分なように思う。
このロードマップ機能には、SW開発に関する重要な概念が隠れているので、色々考えてみる。
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