チケット駆動開発でメトリクス採取コストを下げる
面白い記事を見つけたのでメモ。
【元ネタ】
データを見ないプロマネ
(前略)
ですが、トラブルになるプロジェクトは経験上、
* プロジェクトデータを継続的に収集できる仕掛けがない
* メトリクスの分析とフィードバックが不十分(集計して眺めているだけ…)
のいずれかが該当するはず。
こういうプロジェクトは個人的にPDDD(Plan-Do-Do-Death)プロジェクトと呼んでます(^^)
オープンソースのプロマネツールも数多く存在する現状を考えると「プロジェクトデータを継続的に収集できる仕掛けがない」プロジェクトは減ってくでしょうから、プロジェクトデータを分析して、早めに適切なアクションを打つことができるプロマネの価値はさらに高まっていくのではないでしょうか。
マネジメントの基本は予定と実績の比較・評価から是正対策を立てることだ。
しかし、計画を立ててその後は知らない、制御できない、というプロジェクトは数多い。
プロジェクトデータを採取しようにも、メンバーの入力工数が逆に増えて、プロジェクトの生産性が落ちる場合がある。
ある大手SIでは、メンバーに15分おきに作業内容を強制的に入力させていると聞いたが、開発者は奴隷ではないから、むしろモチベーションも低下しているのではないか?
チケット駆動開発では、SVNコミットする時にチケットと連携する機能があるし、チケットに作業履歴だけでなく進捗情報を記入することもできる。
つまり、開発者がToDo管理している感覚の背後で、BTSがチケットを自動集計して、進捗や品質に関するメトリクスを出力してくれる。
PMBOKなどのマネジメント手法も一般化しているから、メトリクスさえあれば好きなようにリスク分析できるはずだ。
今後のプロマネは、マネジメント手法だけでなくメトリクスを採取するツールや運用ルールも考慮する必要があるだろう。
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