Redmine0.9.xの新機能
もうすぐRedmine0.9RCが出そう。
新機能を読んで気付いたことをメモ。
【元ネタ】
Redmine - 0.9 feature freeze
新機能は下記3点がまず挙げられるだろう。
このうち、1番目と2番目の機能はとても重要だ。
1.Unlimited project nesting
2.Versions inheritance
3.User groups・User permissions
1は、プロジェクトの階層制限をなくす。
従来は2階層までしかプロジェクトの親子関係を作れなかった。
今後は、プロジェクトをツリー状に作ることができる。
この機能を使う状況は、特に大規模プロジェクトだろう。
例えば、第1階層のプロジェクトをブランチ単位、第2階層のプロジェクトをサブチーム単位、第3階層のプロジェクトをコンポーネント単位のようにツリー構造に割り当ててみるのも良いかもしれない。
特にブランチをたくさん作る状況では、ブランチ単位にプロジェクトを作るから、プロジェクトの階層を深くできるとグルーピングしやすくなると思う。
2は、親子関係のプロジェクトでバージョンを共有する。
従来はバージョンはプロジェクト固有だった。
この機能を使うと、子プロジェクトへ親プロジェクトのバージョンを継承できる。
故に、親プロジェクトをシステムのtrunk、子プロジェクトをサブシステム単位(例:jar, DLL)のように作った時、システムのバージョンをサブシステムのバージョンと共有すればいい。
この利点は、サブシステムでもシステムのバージョン、つまりシステム開発全体のイテレーションを意識できること。
階層構造を持つプロジェクトはrootのプロジェクトのバージョンを継承させることで、アジャイル開発しやすくなるかもしれない。
上記の2個の機能は、とても大きなポテンシャルがあると思う。
多分、もっと巧い運用方法を考えることができるはず。
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コメント
なかなか便利そうですね。大規模プロジェクトへの対応が進んでいるようですね。
特に2番目はCVSからSubversionのような感じで面白いですね。
投稿: さかば | 2009/12/27 21:53
◆さかばさん
なるほど。
Versions inheritance機能をSVNのchangeSetと見なすわけですね。
Redmineは「バージョン」という機能が他BTSに比べると、とても優れている気がします。
Redmineのバージョンは、単なるイテレーション以上の概念かなと直感しています。
投稿: あきぴー | 2009/12/27 23:57