ファンクションポイント法による工数見積もりのリンク
ファンクションポイント法による工数見積もりをWeb上で検索した結果をリンクしておく。
後で自分で参考にしておきたいから。
【元ネタ】
デブサミ2009「私のコスト見積り20年史から~ファンクションポイントと共に~」講演メモ - アークウェブシステム開発SandBox
ファンクションポイント系見積りのメモ - asa nisi masa
ファンクションポイント法によるソフトウェア開発規模・工数見積の現状
ファンクションポイント法の利点は、ソース行数ではなくシステムの入出力に着目して工数見積する点にある。
このやり方ならば、ユーザも納得しやすく、プログラミング言語や開発者個人に依存せずに見積もりを提示できる。
しかし、ファンクションポイント法は昔から知られているにも関わらず、計算方法が複雑で、過去の蓄積データがないと精度が悪い弱点があった。
しかも、何十と言う流派があって、どれを選べばいいのか分からない。
ファンクションポイントに注目したいのは、工数よりも開発規模を見積もるように、アジャイル開発のストーリーポイントと発想が似ている点。
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~でも、ストーリーのCRUDに着目してストーリーポイントを導くように、ファンクションポイントの発想はアジャイル開発でも使えるはず。
導入しやすいタイミングとしては、システム要求を洗い出す上流工程のモデリング時だと思う。
ユースケース図、概念モデル、業務フローによるDFDから、システムの入出力を洗い出し、ファンクションポイントの計算式に当てはめる。
そして、astahのモデルを書いておけば、JRubyを使ってファンクションポイントを自動計算できるはず。
つまり、モデルさえ書けば、自動計算できるインフラがある。
ストーリーカードをRedmineチケットというタスクだけでなく、モデルにも紐づけて、要件を工数見積りまで追跡できれば最高だ。
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