Redmineの最新動向
Redmine0.9.xの新機能の解説記事が素晴らしいのでメモ。
【元ネタ1】
Redmine 0.9 新機能紹介(4): ユーザーは複数のロールに所属可能 | Redmine.JP Blog
Redmine 0.9 新機能紹介(3): ユーザーグループ | Redmine.JP Blog
Redmine 0.9 新機能紹介(2): バージョンの継承 | Redmine.JP Blog
Redmine 0.9 新機能紹介(1): 無制限のプロジェクト階層 | Redmine.JP Blog
「プロジェクト階層は無制限」「子プロジェクトへ親プロジェクトのバージョンを継承させる」機能を使いこなせれば、大規模プロジェクトでも、サブチーム単位のタスク管理を制御しやすくなり、システム全体のイテレーションを意識させやすくなるだろう。
又、「ユーザーは複数のロールに所属可能」機能も、マトリクス型組織では非常に有効だ。
普通のSIでは、1人の開発者は複数のプロジェクトを兼任している時が多い。
例えば、運用保守プロジェクトでは開発者だが、プロジェクトBではヘルプでテスターをしている場合、同一ユーザをプロジェクトごとにロールを分ける事ができれば、管理しやすくなる。
【元ネタ2】
redmine 0.9の Wikiとプラグイン - あぁ そうだった
(中略)
「バージョンに状態(進行中、ロック中、終了)を設定出来て、チケットの編集画面に終了済みバージョンがドロップダウンに表示されない」機能が地味にうれしい。
この機能も非常に重要。
RedmineのバージョンをXPのイテレーションのように扱う場合、バージョンの数が爆発的に増える。
しかし、Tracマイルストーンは「停止」という状態を持つのに、Redmineバージョンは状態を持たない。
従って、チケット登録時に、過去のバージョンもプルダウンに表示されてしまい、Redmine運用が長くなるほど使いづらかった。
だから、この機能改善は地味であるが非常に重要だと思う。
【元ネタ3】
RedmineLE Wiki - SourceForge.JP
MOONGIFT: ? Redmine用iPhoneクライアント「iRedmine」:オープンソースを毎日紹介
RedmineLEは、TracLightningのように、SVNやHudsonも一体化したAll In One Package。
ワンクリックでインストールできて、すぐにSVNコミットしてビルドもできる。
自分一人だけのプロジェクトでもすごく有用だ。
iRedmineはRedmine用のiPhoneクライアント。
Redmineを営業マンのタスク管理として用いて、このツールをクライアントとして、出先の営業マンにiPhoneから作業状態を更新できるようにすればいい。
そうすれば、いつでもどこでもタスク管理が可能になる。
この1年でRedmineを巡る状況は急激に進化している。
Redmineは単なるバグ管理ではなく、IT以外のプロジェクト管理まで使えるのか、そしてAgile開発をサポートできるのか、更に考えてみたい。
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