チケット駆動開発にPSPの概念を持ち込む
PSPの記事を読んで、チケット駆動開発にPSPの概念を持ち込めないか、メモ。
【元ネタ】
特集:ゼロからはじめるPSP ─Personal Software Process | エンジニアマインド … 技術評論社
ゼロからはじめるPSP ─Personal Software Process:第1章 PSPを導入する理由(わけ) ~自立したエンジニアのためのライフハック | エンジニアマインド … 技術評論社
ゼロからはじめるPSP ─Personal Software Process:第2章 PSP のインフラ構築 ~ PSP を始める前に | エンジニアマインド … 技術評論社
ゼロからはじめるPSP ─Personal Software Process:第3章 記録による改善 ~ アスケイドにおける事例の紹介 | エンジニアマインド … 技術評論社
ゼロからはじめるPSP ─Personal Software Process:第4章 無理なくPSPを活用する ~アスケイドにおける今後の展開 | エンジニアマインド … 技術評論社
PSP(Personal Software Process)は、個人向け開発者のCMMI版。
CMMIと同様にレベルがあり、0~3まである。
PSPは、開発者個人で成果物の規模や工数を計測し、自己改善していく手法。
PSPの本を読むと、ここまで計測すると面倒だ、と思ったりもする。
Redmineによるチケット駆動開発では、チケットに予定・実績工数を書くし、カスタムフィールドに規模を追加すれば、PSPで必要な計測データは全てRedmineのDBに格納される。
後は、PSPのプロセスをチケット駆動開発の運用ルールに当てはめればいい。
チケット駆動開発では、計測データの元ネタを入力するプロセスが自然であり、バックグラウンドでメトリクスをいくらでも出力してくれる利点がある。
最初は、自分の見積と実績に差異が出るだろうが、じきに見積もりの精度も上がるし、学習した分だけ、プログラミングの規模も大きくなっていくだろう。
自己改善していく過程をチケット集計表示できれば、モチベーションアップにもつながる。
PSPのアイデアをTiDDへ持ち込めるかどうか、もう少し考えてみたい。
| 固定リンク
「Redmine」カテゴリの記事
- Redmineは組織のナレッジ基盤として実現可能なのか~島津製作所の事例を読み解く #redmineT(2024.12.29)
- 「RedmineのUbuntu+Docker構築への移行」の感想 #redmineT(2024.11.24)
- 第27回redmine.tokyo勉強会の感想 #redmineT(2024.11.10)
- Redmineのバージョン設定でプロジェクトの設定方法が違う(2024.06.23)
- ウクライナのRedmine開発者が作ったRedmineテーマやプラグイン(2024.06.18)
「ソフトウェア工学」カテゴリの記事
- チームトポロジーの感想~大規模アジャイル開発でも組織構造は大きく変化する(2025.01.01)
- Redmineは組織のナレッジ基盤として実現可能なのか~島津製作所の事例を読み解く #redmineT(2024.12.29)
- アーキテクチャ設計はベストプラクティスを参照するプロセスに過ぎないのか?~Software Processes are Software, Too(ソフトウェアプロセスもまたソフトウェアである)(2024.09.22)
- 「システムアーキテクチャ構築の原理」の感想part2~非機能要件がシステムのアーキテクチャに影響を与える観点をプロセス化する(2024.05.06)
- 「システムアーキテクチャ構築の原理」の感想(2024.05.06)
「チケット駆動開発」カテゴリの記事
- Redmineは組織のナレッジ基盤として実現可能なのか~島津製作所の事例を読み解く #redmineT(2024.12.29)
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
- チケットはデータでとプロセスの二面性を持つ #redmine(2023.12.24)
- 小説活動にプルリクエスト駆動が必要になってきた(2022.05.08)
- 知識は経験よりも大切か、経験は知識よりも勝るのか、SECIモデルは相互作用を語る(2022.04.26)
コメント