ステートマシン図の注意点
ステートマシン図について良い記事があったのでメモ。
【元ネタ】
誤解しがちなモデリングの技:第3回:ステートマシン図(I) | 豆蔵ソフト工学ラボ
誤解しがちなモデリングの技:第4回:ステートマシン図 (II) | 豆蔵ソフト工学ラボ
上記の記事では、UML2.0になって色々拡張された機能について、使い方や良くない例をあげて説明しているので分かりやすい。
ステートマシン図は、UMLの各種の記法の中でも、システムに最も近い設計手法の一つだと思う。
ステートマシン図が書けたという事は、システムの動作を漏れなく矛盾無く整合性を取りながら遷移していることを意味している。
設計漏れやテスト漏れは、ステートマシン図を書いてみれば、すぐに分かるものだ。
特にテスト設計では、ステートマシン図の品質が直結する。
例えば、自動販売機システムの機能をテストする場合、「つり銭切れはどうなる?」というケースを思いつくだけでなく、「缶の取り出し口に、誰かが意地悪して不要な缶を置いているとどうなる?」などのイレギュラーなケースも思いつく。
UMLの各種記法は色んな状況で使い分ければいいだろう。
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