バージョン管理ツールを使うとやる気が出る
「バージョン管理ツールを使うとやる気が出る」という文章に激しく同感。
【元ネタ】
論文を書くときにTeXを使う個人的な理由 - より良い環境を求めて
(前略)
それからバージョン管理ツールを使うとやる気が出る。
これはgitwebを使い出した効果で、履歴一覧で前回の変更からの経過時間が「1 hours」とか出る。
これが「5 hours」とかになってくるとやばいという気になってきて、とりあえず何でもいいからコミットする。そうすると、やる気はやり始めてから出るの法則で少しずつ進む。
「3 days ago」とかになってきたらもう「。」を「.」に変えるだけとか「である.」を消すとかそういう些細なことでも何かコミットしなきゃという気になってきて、そこから書き始めることができる。
(後略)
ソースだけでなくExcelやWordに書いた設計書もバージョン管理すべき。
更新履歴を見るだけで、更新しなきゃ!と思う。
又、自分のコミット履歴を見ると、ここまでやってきたんだ、と充実感を感じてモチベーションもアップする。
tortoiseSVN やTortoiseHgを使えば、ExcelやWordも差分表示できるので便利。
前回のリビジョンから何を変更したのか、どのように成長しているのか、を見るだけでも、品質向上につながる。
更に、 SVNにRedmineなどのITSを連携したい。
コミット時に「refs #12」のようにチケットNoも合わせてコミット。
そうすれば、チケットに書かれた作業に基づいてソースや設計書を修正した履歴が残る。
このやり方を応用すれば、チケットを要件一覧の要件や課題一覧の課題に見立てれば、どの要件に基づいてソースを直すのか、意識して修正できる。
この作業を積み重ねていけば、成果物にどんどん要件が反映されていくので、品質をアップできるはず。
Redmineのロードマップを見れば、何をまずしないといけないのか、が分かるから、いつもゴールや納期を意識できる。
Redmineの更新履歴画面を見ると、どれだけの要望を反映してきたのか、が分かるから、充実感を感じる。
「入門Mercurial Linux/Windows対応」のあとがきにも「あ!構成管理って楽しいんだ!」というフレーズがある。
「問題の本質は、構成管理が面倒であることではなく、面倒なツールで構成管理をしていたことだったのです」と。
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