« Redmineのsubtaskingを使った画面 | トップページ | Agile2.0は何を解決しようとしているのか? »

2010/03/31

Redmine のsubtaskingを使った画面part2

Redmine本家にsubtaskingの説明があった。
更に、Redmine本家のデモサイトで、subtaskingを使ってチケットを利用できる!
気付いた事をメモ。

【元ネタ1】
Redmine - What's new in trunk: Subtasking - Redmine

Test CMS - Feature #16630: Create Pages Contoller - Redmine Demo

subtasking を使うには「Manage subtasks」のユーザ権限が必要らしい。
そして、子チケットの優先度、開始・終了日、進捗率、予定工数、実績工数を自動的にロールアップして親チケットへ反映してくれる。
つまり、子チケットの属性のUnionを自動計算した値を親チケットへ反映する。
この機能によって、ストーリーカードとタスクカードの関係を容易に表現できるようになる。

subtaskingの機能が素晴らしいのは、RailsらしくAjaxをフルに使ってユーザフレンドリーなUIになっている点。
例えば、ガントチャートはチケットの親子関係を階層構造で表示し、更に、MS Projectのガントチャートっぽのようなデザインで表示している。これなら、従来のマネージャにも違和感は無いだろう。

又、Redmine 本家のデモサイトにあるsubtaskingを使ったチケットは、Test CMS - Feature #16630: Create Pages Contoller - Redmine Demoにある。
この親チケットの画面を見ると、子チケットのトラッカーや進捗率、ステータスの属性も一覧表示してくれている。つまり、ストーリーカードに紐づくタスクカードの一覧を最新表示してくれるわけだから非常に便利。
更に素晴らしい点は、Subtasks 欄にある子チケットにフォーカスして右クリックすると、コンテキストメニューが表示されて、子チケットの属性変更や移動を選択できること。
この機能のおかげで、突発的な仕様変更や作業者の病欠などに対し、すぐに期間や担当者を変更できる。
MSProjectやExcelでは、突発的な要求に対してタスクの一括変更がやりにくかったから、非常に便利になる。

MSProject やExcelを使い込んだ場合、進捗管理システムをMSProjectやExcelで作りこんでいる気分になる。
肥大化した MSProjectやExcelほど扱いづらいものはない。

【元ネタ2】
Haru's blog: Redmine Code Review Plugin 0.3.0 リリース

Redmine Code Review Pluginに、プロジェクトメンバにレビューをアサインする機能が追加されている。
つまり、これは、レビューイがソースレビューを依頼したい時に、レビューアを指定する機能になる。
従って、コードレビューのワークフローをRedmineのチケットで一括管理できる。

コードレビューはReviewBoardのようなコードレビューに特化したWebシステムを使った方がいいかもと思っていたが、Redmine Code Review Pluginで十分な気がしてきた。

Redmineでソフトウェア開発の作業情報を一括管理すれば、いつでも好きなレポートを取得できる。
それによって、より速くより正確な意思決定が可能になる。

Redmineは、最終的にはソフトウェア開発のERP、PMBOKの言うPMIS(プロジェクトマネジメント情報システム)を目指しているのだ。

|

« Redmineのsubtaskingを使った画面 | トップページ | Agile2.0は何を解決しようとしているのか? »

Redmine」カテゴリの記事

チケット駆動開発」カテゴリの記事

Agile」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Redmine のsubtaskingを使った画面part2:

« Redmineのsubtaskingを使った画面 | トップページ | Agile2.0は何を解決しようとしているのか? »