TestLinkCnvMacroを活用しよう
テスト管理ツールTestLinkの補助ツールTestLinkCnvMacroの使い方の記事をメモ。
【元ネタ】
[Testlink]TestLinkCnvMacro を活用しよう! | バシャログ。
(引用開始)
実際の作業の流れ
↓
まず、reqSpecシートにて、要件の落し込みを行いました。ユースケース一覧と画面遷移図から仕様を洗い出し、ガンガンとデータ行を作成。
↓
次に、作成したreqSpecシートのデータをマクロでXMLエクスポート。生成されたXMLファイルをTestLinkでインポート。
↓
インポートされた要件からテストケースを一括生成できますので、その機能を使って、テストケース生成。
↓
生成したテストケースを、XMLエクスポート。caseToSheetを使って再度Excel側にインポートして、テストケースの編集。
↓
テストケースが編集できたら、XMLエクスポート→Textlinkへインポートし、テスト計画へアサイン!
↓
以上が今やっている作業の大まかな流れになります。まだまだ基本的な機能しか利用できていませんが、Testlinkの画面での入力とは比べ物にならない効率の良さです。
ぜひTestlinkの導入とセットでこのマクロをお試しください。
(引用終了)
基本的に上記のような使い方でいいと思う。
やはりテストケースの作り込みは、Excelでやった方が簡単。
但し、「要件からテストケースを生成する」点にちょっと引っ掛かかった。
TestLink では、要件からテストケースを1対1で作成してくれる。
しかし、実際のテスト仕様書では、要件とテストケースはN対Nになるのが普通だ。
何故なら、単体テスト、画面遷移の観点、データのデシジョンマトリックスの観点、探索的テストなど色んな観点でテストするからだ。
だから、実際のテスト仕様書ではテストケースに備考欄が「備考1」から「備考5」まであるので、そこに要件IDを振る運用が多いと思う。
これはTestLinkではテストケースの属性にあるキーワードに要件IDを振ることになる。
TestLinkCnvMacroでは、テストケースのキーワードに要件IDを振れば、TestLinkの要件に自動的に紐づけてくれるし、テストケースのキーワード属性にあるからテスト結果でキーワード別つまり要件別にテスト網羅性を集計してくれる。
また、TestLinkCnvMacroへテスト結果を取り込めば、要件ごとにテスト網羅性を一覧表示してくれるし、グラフ化もしてくれる。
RedmineやTestLinkで上記のような使い方をしてくると、プロジェクト管理とは、WBSやテストケースのように膨大な作業データをマスタとして作りこんで保守するのが仕事なのだと言う気がしてくる。
実際、チケットもテストケースも、開発規模によるが、あっという間に数千オーダーになるからだ。
だから、インプットとなるマスタデータはExcelなどローカルPCで作りこんでインポート後、Web上で作業しながらデータを更新して保守していくことになる。
TestLinkもVer1.9betaが出ているので、興味ある人はどんどん使って、コミュニティへフィードバックして欲しいと思う。
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