チケット駆動開発にGTDの概念を導入する
yusuke-kokuboさんのつぶやきに惹かれたのでメモ。
ソフトウェア開発では、プロジェクト管理の工数が実は大きい。
ソフトウェア開発は流れ作業ではなく、新技術を使いこなしながら、顧客の曖昧な要求から試行錯誤しながらシステムを作り込む。
頻繁な要求の変更、タスクの変更、優先順位の変更は当たり前。
全ての作業はUnixのコマンドのように、パイプラインでつながっている。
一つの作業が遅れると、後続の作業は全て遅れてしまう。
つまり、一つの作業の遅延はクリティカルパス上のタスクに影響をもたらす。
しかも、クリティカルパス上の作業は状況によっては、毎日変わってしまう。
Redmineによるチケット駆動開発は、アジャイル開発のようにタスクの変化を取り込んで作業が可能。
パイプライン上の作業に変更が生じたら、イテレーションの範囲内で作業順序を変えればいい。
リリースの優先順位まで変わってしまったら、そのタスクをイテレーションから外してしまえばいい。
つまり、日々で頻繁に変化するタスクを見える化することによって、マネジメントを見える化しているのだ。
ある意味では、GTDに似た構造を持っていると言えるだろう。
チケット駆動開発とGTDについても考えてみたい。
| 固定リンク
「Redmine」カテゴリの記事
- Jiraの機能はTracに似ている気がする #redmine(2025.06.01)
- Redmineは組織のナレッジ基盤として実現可能なのか~島津製作所の事例を読み解く #redmineT(2024.12.29)
- 「RedmineのUbuntu+Docker構築への移行」の感想 #redmineT(2024.11.24)
- 第27回redmine.tokyo勉強会の感想 #redmineT(2024.11.10)
- Redmineのバージョン設定でプロジェクトの設定方法が違う(2024.06.23)
「チケット駆動開発」カテゴリの記事
- Jiraの機能はTracに似ている気がする #redmine(2025.06.01)
- Redmineは組織のナレッジ基盤として実現可能なのか~島津製作所の事例を読み解く #redmineT(2024.12.29)
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
- チケットはデータでとプロセスの二面性を持つ #redmine(2023.12.24)
- 小説活動にプルリクエスト駆動が必要になってきた(2022.05.08)
「Agile」カテゴリの記事
- Jiraの機能はTracに似ている気がする #redmine(2025.06.01)
- チームトポロジーにおける4チームのインタラクションをUMLで整理してみた(2025.01.12)
- チームトポロジーの感想~大規模アジャイル開発でも組織構造は大きく変化する(2025.01.01)
- 「世界一流エンジニアの思考法」の感想(2024.12.08)
- 「システムアーキテクチャ構築の原理」の感想part2~非機能要件がシステムのアーキテクチャに影響を与える観点をプロセス化する(2024.05.06)
コメント