Mercurial チュートリアル hginit.com の和訳のリンク
ジョエルテストで有名なJoel Spolsky が書いたMercurial チュートリアル hginit.com を和訳していたサイトがあったのでリンクしておく。
MercurialがSubversionとどのように違うのか、そして、どのように使えば効果的なのか、説明がとても分かりやすい。
【元ネタ】
Mercurial チュートリアル hginit.com の和訳 (Contents) - mmitouの日記
Subversion Re-education (Subversion 再教育)
Ground up Mercurial (Mercurial の基礎)
Setting up for a Team (チームのために設定する)
Repository Architecture (リポジトリ構成)
構成管理ツールがCVS、SVN、Mercurialへ進んだ歴史を辿ってみると、単なる履歴管理ではなく、リビジョン、チェンジセットという概念へどんどん昇華されている。
Mercurialでは、リポジトリにはチェンジセットの歴史が積み重ねられている。
つまり、パッチ(Diff)の積み重ね。
だからこそ、ブランチから中央リポジトリへPushしたり、逆にPullする処理は、パッチの取り込みをしているに過ぎない。
だからこそ、マージ作業を自動化できるし、とても高速。
分散バージョン管理の本質は、トピックブランチをいくらでも作れて、好きなだけパッチを当てられることにあると思う。
中央リポジトリがどのように発展していても、トピックブランチ上では関係ない。
それ故にこそ、新しい機能を追加して実験してみたり、バグ修正に専念することが可能になる。
つまり、トピックブランチはメインラインモデルの発展形だと言える。
TortoiseHgもつい先日、Ver1.0.2がリリースされた。
今後のMercurialの機能改善も要注意だろう。
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