Redmine Ver 0.9.4がリリース
5/1にRedmine Ver 0.9.4がリリースされた。
Redmineが頻繁にマイナーバージョンアップしているのは心強い。
Redmineの機能改善で気付いたことをメモ。
【元ネタ1】
Redmine - Redmine 0.9.4 bug/security fix released - Redmine
【元ネタ2】
Redmineのプロジェクト親子間でコミットログを連携 - プチ技術メモ
上記は、子プロジェクトにあるチケットNoが親プロジェクトのリポジトリのコミットログへ反映されるという機能で、Ver0.9.2で既に反映されている。
Ver0.9からプロジェクトの階層が無制限になったので、プロジェクト構造をツリー構造に複雑に作ることができる。
しかし、親子関係のプロジェクトに対し、親プロジェクトのコミットログと子プロジェクトのチケットをリンクさせることは今までできなかった。
上記の機能改善は見た目は小さいが、使いやすいユーザインターフェイスを実現してくれる重要な機能と考える。
【元ネタ3】
Twitter / yusuke-kokubo: #redmine この機能がとても欲しい。チケットの親子関係なんてどうでもよいからこっちをなんとかして欲しい。
Redmine - Feature #779: Multiple SCM per project - Redmine
上記は、1プロジェクトで複数のリポジトリを表示する機能。
Redmineの元来の設計思想は1プロジェクト1リポジトリであり、普通はそれで運用できるが、ブランチをたくさん作って開発している時、複数のブランチを1プロジェクトに紐づけたい時がある。
しかしながら、現時点では、Redmineのロードマップに入っていないので、実現される可能性は今はないみたい。
できれば、yusuke-kokuboさんがつぶやいているように、マルチリポジトリ機能も実現して欲しいと思う。
【元ネタ4】
Ver0.9からチケットのTarget versionにカスタムフィールド編集機能が追加されている。
バージョンに各種の属性を追加したいときに役立つ。
Twitter / yusuke-kokubo: #redmine trunk 念願のTarget versionへのカスタムフィールドが実装された。
Redmine - Feature #4219: Allow custom fields for Versions - Redmine
【元ネタ5】
チケットの親子関係を実現するSubtasking機能については、既に書いた。
Subtasking機能はtrunkに取り込まれている。
要件管理にどのように使えるか、楽しみ。
Redmine - What's new in trunk: Subtasking - Redmine
ついにRedmineのtrunkにSubtaking がコミットされた!: プログラマの思索
Redmineのsubtaskingを使った画面: プログラマの思索
Redmine のsubtaskingを使った画面part2: プログラマの思索
【元ネタ6】
下記は、チケットのカスタムフィールドのクエリー機能によってレポートを生成できるようにする機能が要望としてあげられている。
Ver1.0がリリース予定バージョンになっている。
Twitter / yusuke-kokubo: #redmine カスタムフィールドをベースにしたレポート機能。これは興味深い。
Redmine - Feature #4249: Generate report by custom fields on a project - Redmine
例えば、「Operating System」というカスタムフィールドを作って「'Operating System' = 'Linux'」でフィルタリングして出力できるといいな、というコメントもある。
この機能が実現されれば、自分の好きなチケットを集計してCSV出力した後、Excel上で好きなように加工すればいい。
マネージャにとって有り難い機能だろう。
【元ネタ7】
Haruさんによれば、Redmineのtrunkには、Wikiのサイドバーを追加・編集する機能が取り込まれたらしい。
Redmineの頻繁な機能改善によって、有志が作られたプラグインの機能の一部もどんどんtrunkへメイン機能として取り込まれているようだ。
(訂正:Hudsonプラグインはnobiinu_andoさんが作られたとのこと)
Haru's blog: Redmine のwikiでサイドバーの編集が可能になった。
Redmine - リビジョン 3632 – Redmine
Redmineの機能改善は、チケット駆動開発やアジャイル開発を容易にしてくれる機能が含まれているので、こまめに見ていきたい。
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コメント
色々と自分のTweetを取り上げていただいて恐縮です。
Multiple SCM per projectが実装されれば無駄に子プロジェクトを乱発させる必要もなくなるので是非とも欲しい機能ですね。
現状では音沙汰が何もないので自分でカスタマイズするしかなさそうですが…。
投稿: yusuke-kokubo | 2010/05/03 15:25
◆yusuke-kokubo さん
はじめまして。Redmine-Twitterを見ていると、新鮮な情報をいち早く知らせてくれるので、Tweetをいつもチェックさせてもらってます(笑)
Tweetに貼られたURLから、アジャイル開発やチケット駆動開発に関するアイデアを色々刺激させられて、考える事が多いです。
投稿: あきぴー | 2010/05/03 18:44
あきぴーさん、こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいています。また、私のブログをご紹介いただいてありがとうございます。1点だけ訂正させてください。Hudsonプラグインは私ではなく私の友人、Toshiyuki Andoさん(@nobiinu_ando さん: http://twitter.com/nobiinu_and ) が作ったプラグインなのです。同じサイトで公開していますが。ではこれからも楽しい記事をたくさん書いてください。
投稿: Haru Iida | 2010/05/03 22:31
◆Haru Iidaさん
r-labの数々のプラグインはとてもお世話になってます(◎´∀`)ノ
指摘を受けて記事を修正しました。
投稿: あきぴー | 2010/05/03 23:05