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2010/06/20

派生開発カンファレンス2010の記事

派生開発カンファレンス2010に参加した人のBlogが少しだけあったのでメモ。
「インターネットなどを用いた、セッション内容の無断転載を禁止する」通知があったそうで、公開されていないのはすごく残念。

【元ネタ】
「派生開発カンファレンス2010」開催案内

派生開発カンファレンス2010に参加 - Basic

派生開発カンファレンス2010に参加してきた - あしのあしあと

#xddp2010 派生開発カンファレンス2010 - ハッシュタグクラウド

TweetBuzz - 「派生開発カンファレンス2010」開催案内

「派生開発カンファレンス2010」開催案内: プログラマの思索

日本発の開発プロセスに関して、事例を中心としたカンファレンスだったようで、聞いてみたかった。
聴衆も、日本のお家芸といえる製造業を親会社に持つ組み込み系SIが多かったと思われる。
今時の開発は、スクラッチ開発よりも既存のプログラムを流用して、更に機能追加していく時が非常に多い。
つまり、新規開発というよりも、ソフトウェア保守だったり、カスタマイズを中心とした派生開発になる。

又、組込製品やパッケージ製品の開発では、一つの製品が良く売れた場合、その製品を元に移植したり保守したりして、次々に派生した製品ファミリーを作っていく時が多い。
この開発スタイルは、いわゆる製品ファミリー開発、つまりソフトウェアプロダクトライン(SPL)の開発プロセスになるだろう。
製品ファミリー開発で最も成功した例は、MSのOffice製品だったり、AppleのiPod/iPhone/iPadの製品群が相当するだろう。
もちろん、日本の携帯のように、カメラ、着メロ、写メール、オサイフケータイなどの機能を次々に追加していった製品も当てはまる。

ソフトウェアプロダクトラインの開発における特徴は、品質特性のうち移植性や保守性を重視していることだ。
実際、スクラッチで開発するよりも、コア資産やプラットフォームの上に次々に新機能を追加していくスタイルになるからだ。
そんな開発では、XDDPのような派生開発は非常に参考になるだろう。

カンファレンスの内容を是非公開して、日本のソフトウェア産業のスキルアップに役立てて欲しいと思う。

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