テストツールはアジャイル開発と相性が良い
「テストツール導入の起爆剤はアジャイル」――英Micro Focus製品責任者が語る - ニュース:ITproを読んで思ったことをメモ。
【元ネタ】
「テストツール導入の起爆剤はアジャイル」――英Micro Focus製品責任者が語る - ニュース:ITpro
アジャイルテスト -高品質を追求するアジャイルチームにおけるテストの視点-
テストツールとアジャイル開発の相性が良い理由は、頻繁にリリースするためにはテスト工程の効率化が必須であること。
アジャイル開発では、イテレーション又はスプリントという定期的なタイミングでリリースしながら、機能拡張していく。
そのためには、設計・実装・テストを頻繁に繰り返す。
つまり、単純作業や同じ作業は自動化しようという動機が生まれるし、そのサイクルを早く回すほど品質も機能もどんどん良くなる。
テスト駆動開発は単体テストの品質を保証するし、継続的インテグレーションはコードラインが常時リリース可能であることを保証する仕組み。
この仕組みがあるから、XPは猿のように早く作ることができる。
しかし、機能テストや受入テスト、負荷テストでは、上記のプラクティスだけでは物足りない。
アジャイル開発チームのテストの観点については「アジャイルテストの4象限」という概念で、アジャイルテスト -高品質を追求するアジャイルチームにおけるテストの視点-で詳しく述べられている。
TestLinkは従来のアジャイル開発の弱点であった受入テストで、テストケース管理やテスト結果の管理やワークフロー管理を行うことで手動のテストの効率化を図ろうとする。
TestLinkを運用してみて、テスト管理や品質管理の技法には奥が深いことを痛感した。
そのプラクティスやアンチパターンは下記でまとめた。
特にテストは、データパターンによる単純な作業のテストや同じテストケースを何度も実施する回帰テストが多い特徴があるので、テスト管理ツールを導入して運用できた場合、その効果は非常に大きいと思っている。
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