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2010/06/20

もう一つのテスト管理ツールTestopia

BugzillaのアドオンにTestopiaというテスト管理ツールがあるらしい。
TwitterでTestLinkを検索していたら、たまたま見つけた。

【元ネタ】
Twitter / Search - testlink

Questions on TestLink Tool - Software Testing Club - online QA & Software Testing Community

Bugzilla Main PageからのTestopiaデモサイト

Extension:Testopia Reports - MediaWiki

Testopia:Documentation - MozillaWiki

Testopia_Manual.pdf

もう一つのテスト管理ツールRTH: プログラマの思索

TestLinkの隠れ機能~工数集計とステータス設定: プログラマの思索

Testopiaのマニュアルを読んだだけで実際は知らないが、TestLinkのサブセットのようなテストケース管理ツールのように思われる。
テスト計画、テストケースとテスト結果はTestopiaで管理して、失敗したテストケースのバグ管理はBugzillaと連携しているようだ。

面白いと思ったのは、テストケース実行結果のステータスに「Idle:未実行」「Passed:成功」「Failed:失敗」「Blocked:ブロック」以外に「Running:調査中」「Paused:一時保留」があること。

- IDLE: This is the default status. Case has not yet been examined.
- PASSED: This test case met the requirement or ran as expected.
- FAILED: This test case did not run as expected or produced an unhandled exception.
- RUNNING: This test case is currently being examined.
- PAUSED: This status is used to denote a problem with the test case itself that prevents the test from being completed.
- BLOCKED: This test case has a dependency that failed.

上記2個のステータスのTestopiaの使い道はよく知らない。
だが、TestLinkを運用した経験から、何となく分かる。

「Running:調査中」は、テストを実施したものの、テスト結果を精査中で「成功」「失敗」を判定できていない時に使うだろう。
例えば、Amazonのような小売Webシステムでクレジットカードの注文フローを複雑なデータパターンでテストした場合、テスト結果はすぐに採取するが、テスト結果を精査するのに時間をかける時に使う。
だから、テストを実施してテスト結果(エビデンス)を取得する担当者と、そのテスト結果を精査する設計者の2人が交互に作業するワークフローになる。

TestLinkの隠れ機能~工数集計とステータス設定: プログラマの思索にも書いたが、「Running:調査中」はとにかくテストの見かけ上の進捗を先に進めたい時に使いたいのだ。

「Paused:一時保留」は「テスト完了を妨害するテストケースそのものに問題がある時に使う」と説明されている。
よく分からないが、テストケースそのものが間違っていて、テスト不能な状態を示していると思われる。
最終的には、顧客へ受入テストのテスト仕様書と結果を提出する時には、そのテストケースは削除する必要があるだろう。

Bugzillaを運用している人は、Testopiaを使ってもいいのではないだろうか?

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